過払金と司法書士と弁護士

読売新聞に「過払い返還 二重に報酬 弁護士へ司法書士が仕事」「過払い返還 女性弁護士も懲戒処分 司法書士二重報酬」という記事が出たようですね。そもそも司法書士は登記業務が「職の本旨」であり、不動産登記や商業登記は司法書士に依頼すべきですが、過払金など司法書士に依頼すべきではありません(なお念のため、行政書士は司法書士より依頼すべきではありません)。この関係を一般の方はご存知ないため、広告宣伝を見て、司法書士に依頼するわけです。そうすると140万円以上の過払金については司法書士は訴訟代理人となれないため弁護士に「回す」ことになります(この手法をやっている東弁所属弁護士もいることを、管理人は立場上知っています…東弁としても座視しているわけではありません)。ここで今回の記事の件が特に「アコギ」なのは、依頼者に(司法書士が作成した訴状書式を渡して)わざわざ本人訴訟を提起させ、それから弁護士に「回して」いること。弁護士に依頼するなら本人が訴訟提起する必要は全くありません。そんな素人には大変面倒なことをさせておいて、訴状作成費の名目で「キックバック」を受ける。依頼者は最初から弁護士に依頼していた場合と比べ、面倒な手間が増えて出費も増えた。

本件に関与した司法書士と弁護士には、情状酌量の余地は全くありません。皆様としては、とにかく法律的な問題は弁護士に、ということが「被害」を未然に防ぐ「必要条件」であることを、ご認識いただきたいところです(残念ながら「十分条件」ではないのですが…)。


ネットトラブルに関する研修会

本日のインターネット法律研究部は、共催により、まず一般財団法人インターネット協会のS氏による「ネットトラブルに関する研修会」。SNSとは、相談事例、削除について、相談窓口、についてご講演。SNSは書いたことは全世界に公表しているという基本から、なりすましアカウントや顔写真掲載といった相談事例、そして削除手続。特にTwitterとLINEの削除申請の具体的手順、プロバイダ責任制限法。また、Yahoo!JAPANとGoogleの削除申請手順も。もちろん発信者情報開示請求はプロバイダ責任制限法で。Twitter社に対する裁判所からの情報開示命令が下された件とか。次に東弁消費者問題特別委員会のT弁護士による「ネットトラブルに関する研修会〜削除依頼・開示請求を中心に」と題して中学校の現場の実情とか。H28で都内中学校生徒でLINEはほぼ全員、Twitterがその半数くらい、Instagramがその半数くらい。子供はネットトラブルをネットで相談する。物を盗まれたとか、警察に行けよと。さて削除と発信者情報開示だが、請求は未成年でもできる。とはいっても実際には素人には難しいので弁護士が受任して…そこから先は管理人を含め弁護士には分かっている人が多いだろう。

SwitchのeShop

Switchで「神巫女」というゲームをDL購入しました。この、粗いドット絵。30年くらい前のアーケードゲームのようなゲームです。おっさん大歓喜。とりあえずコンティニューしまくって2面クリアまでは行きました。なかなか面白い。これ、全世界で(?)15万DLくらい売れたとか。凄いことです。500円ですからね。この500円という金額、実に懐かしい。そう、FCディスクシステムの書き換えの金額なんですよね…

SwitchのeShopが繁盛しているとか。管理人の感覚としても、WiiUよりDL購入したくなる気持ちが強い。何故なのか…まず、サクサク起動があります。WiiUはもっさりでした。Switchは実にサクサク。そして電源オフではなくスリープで終了するので、短い空き時間でも気軽にプレイできる。これ、FCみたいです。そして持ち運べるため、どこでもプレイできる。100メガ程度の小品はSwitchがピッタリでしょう。

思うにゲーム機は性能は高ければ高いほど良いし、値段は安ければ安いほど良い。Switchはそれ以外に、消費電力を抑えるとか重さを軽くするとかの問題があり、それらにメモリや記憶容量の大きさも絡んできて、これらの複雑なトレードオフの中でギリギリ絶妙なバランスで構成された機械です。FCから2つのコントローラを、SFCからLRボタンを、N64から3Dスティックを、GCから可搬性を、Wiiからモーションコントローラを、WiiUからTVとは別の画面を。任天堂の歴代据置ゲーム機の集大成がSwitchなのです。

3Dで贅沢なテクスチャのゲームを4KTVで。そういうの以外は全てSwitchで何の問題もありません。そういう重いゲームであっても、調整すればSwitchで出来るのです。どうせ最強ゲーミングPCと比べれば、XB1XだろうがPS4proだろうが低性能の劣化版であり、Switchを含め「最強ゲーミングPCからどの程度劣化させるか」という相対的な問題にすぎません。これもXB1やPS4が「プアマンズゲーミングPC」路線に舵を切ったからそうなったのです。


定石

定石を覚えて二目弱くなり、といいます。かといって、定石はプロが互角のワカレとしているわけで、アマが定石外の手を打って悪くなると、定石を打てば良かったのに、となります…

今日の雑感

以前も書きましたが、マイナーな役務や機器というものは、いざという時に困るものです。いざという時とは、例えば「故障かな?」という時です。メジャーな役務や機器なら、今はググれば「答え」はすぐに見つかります。しかし、マイナーだとそうはいかない。ググっても全くヒットしない。原因不明。「故障」なのかそうでないのか、それ自体がわからない。

いざという時に困らない、それは広い意味では「保険」です。「保険事故」として危険が現実化しない限り、困ることはない。そして「マイナーでも問題ないじゃん」ということになる…。これは、メジャーを勧めているのではなく、マイナーにはそのような危険があることを予め認識した上で選択すべきである、ということです。インターネット上の「見たことも聞いたこともない会社」は玉石混交であり、「石」だったら損害回復は不可能という危険があるのです。


昨日の雑感の続き

昨日のニュースの件、インターネット上で飛び交う情報を色々と見てみると、コロプラ大丈夫なのかこれ…と思わされるところが多々ありますが、当然ながらインターネット上の情報を元に論じるのは危険です(コロプラほどの大企業が、この1年以上、本件を弁護士・弁理士に委任・相談していないというのは信じ難いことです)。本件の内容について責任ある意見を言うには、少なくとも一方の当事者から事情を具体的に聞いたか、あるいは訴状を読んだか、いずれかでないと無理でしょう。そのいずれでもないのに断定的に論じるのは、責任ある態度ではありません。

ただ、内容以前の問題として、昨日も書きましたが、著作権より特許権の方が「固い」ことは意識すべきである(何しろ著作権は何かを著作すれば自動的に発生するのに対し、特許権は金と手間をかけ審査を経て登録しているのですから)こと、そして「特許権侵害かもしれないが、それを『突く』べきではない」という主張は、一般論としては有り得ないことを理解すべきです。「突く」かどうかは特許権者が諸般の事情を総合的に考慮して自由に決めることであり、「突く」こと自体をアプリオリに否定するのは、特許制度自体の否定です。この点は、著作権と同人誌の関係に似ています。ダメと言われたら仕方ないのです。これに文句を言うのは著作権を持たない者ばかり…。個別具体的な事情を踏まえ本件は「突く」べきではないと論じるなら、その個別具体的な事情を示すべきです。そのためには個別具体的な事情を知らなければなりません。これが冒頭記述に繋がります。

訴訟となった以上、特許権侵害かどうか、日本国の公権解釈が示されるわけです(和解しなければ)。大人の世界はプロの世界、プロの世界は結果が全てです。結果として特許権侵害でないなら、任天堂は批判されても仕方ないでしょう。逆に、結果として特許権侵害なら、コロプラが批判されて然るべきなのです。個別具体的な事情を踏まえない、抽象的な一般論として「特許権侵害おk」という主張は、およそ法と正義からは離れています。要するに893的感覚なのです。

関係ないですが本日午前の東京地裁のエレベータは5機だけ動いていました…


今日の雑感

任天堂がコロプラを提訴したというニュース。特許権侵害で「白猫プロジェクト」の差止を求めたとのこと。これ、著作権じゃなくて特許権の侵害ですからね。さらに、記事によると一昨年9月に指摘して1年以上交渉したようです。特許権は著作権より侵害の判断が「固い」と思います。固いというのは、侵害しているかどうかの判断で専門家(裁判官、弁護士、弁理士)において結論が分かれる蓋然性が小さい、という意味です。しかも1年以上の交渉において、お互いに弁護士・弁理士を立てて法的な主張を戦わせたことは間違いありません。「タッチパネル上でジョイスティックを操作する際の技術の特許」等5件の特許の侵害との主張のようですが、この種のニュースは、この程度の極めて断片的な情報で「どちらが正しい」と結論付けることは、およそ不可能です。そもそも「正しい」というのは実務的には「裁判官が支持する」ということですが、これから、お互いに弁護士・弁理士を立ててそれを獲得しようとするわけですから…(最初から和解狙いという訴訟もありますけど、本件はねえ…)。


新年交歓会

今年も秋葉原電気街振興会主催の新年交歓会に出席。今年も会長のお話は大変充実しています。秋葉原のホコテンは例の事件以降は大事なく続けられていますが、これも関係者の方々の地味な努力の積み重ねの賜物です。ところで今年の天文話はハヤブサ2関連。電気街的話題ではAIスピーカー。今の性能はまだまだでも、今後はどうなるか。アシモフのロボット三原則。こういうことも本気で考える必要がある。冬季五輪や4K8K放送でテレビ需要。年間の海外からの観光客3000万人とか4000万人とか。

成人

今日は成人式だそうで。15日が月曜日なのに…やれやれ。成人年齢引下げについては、18歳というのは成人として問題ない年齢でしょう。ただし、権利と義務は表裏一体であり、どちらか一方ということはない、これは一貫すべきです。

最後のジェダイ

「スター・ウォーズ:最後のジェダイ」の感想。うーん、SWファンでも手放しでは称賛できないのではないか。疑問というか不満というか、「おかしくね?」という展開が多い。大筋で言えば、反乱軍が追い詰められ過ぎだろjk…野球で例えれば、ep5の最後が「8回裏で8点差で負けてる、でもノーアウトでランナーも出たし、奇跡の大逆転勝利を狙おうぜ!」という苦しさ(これでもほぼ負け確定だが)なのに対し、ep8の最後は「9回裏で20点差で負けてる、しかもツーアウトランナーなし、もうだめぽ」というくらい。ここから勝つのは逆に白けるだろう。ep9の物語をどう構成するつもりやら。だいたい、ep7はルークを探す話で、ルークはどこだ、ルークさえいれば…という引っ張り方で最後にルークに会えて「ついに!」だったのに、ep8でルークが来てもどうしようもなかったじゃん。あの状態ならどうしようもないこと自体は説得的だけど、じゃあep7の物語は何だったのさ。そしてあの最高指導者。あれで終わりなの?ていうか、最高指導者が倒されてもファーストオーダーは何の動揺もなく続くのか…最高指導者とは一体…うごご…

なんていうか、ep7やep8はDQ7やDQ8のようなものか。DQの外見はしている、ていうか、まさにDQのナンバリングとして作られているんだけど、シナリオやセリフまわしが堀井じゃないので、「なんかDQと違う…言葉では説明しにくいけど…」ということになる。架空の物語は創作者の手を離れて続けるのは悪手である、それは作る側にとっても見る側にとっても。そういうことなのだろう。



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