日本の古代史
以前書いたように管理人は日本の古代史に興味がある。文献や遺物を丹念に分析して昔の不明な事実を解明するのはロマンである。もちろん管理人は素人なので独自の研究など無い。世の中に存在する諸説のどれを支持するかだけである。井沢元彦は30年以上前に逆説の日本史第1巻で邪馬台国宇佐説かつ邪馬台国東遷説を主張した。管理人は基本的にこれを支持している。諡号に「神」が入る天皇は三人しかいない。神武天皇、崇神天皇、応神天皇である。そして神功皇后。「神」は王朝の始祖にのみ贈られる、という考察は鋭い。最近、大変興味深いウェブサイトを見つけた。ここも邪馬台国宇佐説かつ邪馬台国東遷説だが、分析が非常に緻密で説得力がある。卑弥呼より前のみならず台与より後も小国分立だったというのは目から鱗だ。確かに、卑弥呼は共立されたのであり中央集権国家の絶対君主ではなかった。台与より後は邪馬台国といっても勢力はたいしたことないと。そして、宇佐勢力(≒邪馬台国?)と日向の諸勢力と筑紫勢力の一部が連合して東征したと。つまり、九州の政治権力全体が移動したのではない。これを邪馬台国東遷と呼称すべきか微妙だが。また、東征の時期を西暦285年~305年と推定している。そして東征の主人公は「崇神天皇(=神武天皇)」であると。「神武=崇神」はよく言われるが、ここにきてピッタリ当てはまる。
- 2024.03.19 Tuesday
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