AIと知的財産法制による保護

昨日のインターネット法律研究部は「AIビジネスと知的財産法制の現状と課題〜AIビジネスは法に守られるか〜」と題して、N先生のご発表。AIについて管理人は、アルファ碁以来大変強く関心を有しています。アルファ碁の時も話題になりましたが、現状多くのAIプログラムはOSSとして公開されていて、ライセンス条件に従えば自由に利活用できるということ。従ってAIプログラム自体の保護の議論はあまり意味が無い。すると、AIプログラム+パロメータ(係数)=学習済みモデル、この保護はどうなのか、という議論になります。しかしこれは、やるべきことは明らかになっており、あとはそれに何十億円、何百億円を注ぎ込めるか、ということであり、注ぎ込んだ結果、というものです。知的財産法制の考え方は、創作を誘引するか(特許法・著作権法等)、公正な競争秩序を形成するか(不正競争防止法等)、ということですが、これはなかなか当てはまらない…仮に当てはまるとするとGEやグーグルが強力な権利を得るだけ…ということ。大変興味深い発表と議論でした。


サイバー事件

本日の東弁インターネット法律研究部と消費者問題特別委員会の共催の「2016年下半期〜2017年上半期サイバー判例回顧」勉強会は、例年と同じく町村先生のご講演。注目の事件は、GPS端末の令状なし無断設置事件、忘れられる権利事件、NHK受信料の負担に関する事件。そのほか民事刑事の多くの判例が採り上げられました。ドメイン名のサイバースクワッティングで、売却ではなく批判のウェブサイトを開設する目的でも不正競争行為該当と。バーチャルオフィスで情報商材を売る会社を悪徳業者としたら名誉毀損云々で発信者情報開示等の弁護士費用の損害賠償請求を認容。転職会議事件は削除は認めたが損害賠償請求は認めず。そのほかにも膨大な判例が紹介されました。


近時の雑感

承認要求ビジネス。「あの人は善人だ、正義の人だ、と思われたい称賛されたい」という気持ちを煽る。そういう「錯覚」を起こさせるビジネス。方や、自分で行うことでは炎上マーケティングがある。とにかく「注目された者勝ち」ということ。世の中、政治家や芸能人でもないのに多くの人に注目されることは、ほぼ無い。ただし、悪行をすれば別である。

承認要求ビジネス(の対象者)にせよ、炎上マーケティング(の実行者)にせよ、インターネットにより一般人がそうなることが極めて容易になったが、いずれも偽物である。本物は、特に顕示しないのに「世の中に顕れる」のである。自分は何もしないのに「社会が放っておかない」のである。


IE11

6/23付でこのブログの運営が「【IE11】記事の投稿中にブラウザが停止してしまう」というお知らせを流しています。ブログに仕様変更はしていないとのこと。管理人もここのところIE11の停止現象が生じてChromeを使うことにしましたが、管理人固有の問題ではないようで少しほっとした?


シンプル・イズ・ベスト

シンプルイズベスト。これ、真理です。管理人がブログをここに引っ越したのは、そういう「シンプルなブログ」にしたかったからに他なりません。

だいたい、今ブログに関して検索したら、いかにして稼ぐかという記事ばかりヒットします。一つのアカウントでブログを何十個も作れるとか…一人が何十個ものブログを運営するのは勝手ですが、肝心の中身、記事、コンテンツについて、稼ぐ記事は触れません。中身は2ちゃんスレ等のコピペ、まとめサイトですよね。著作権侵害でもあるし、インターネット上で情報の重複で有害でもあります。インターネット上の情報は、ググってオリジナルソースに直接到達できればそれが最良なのです。それを邪魔するまとめサイト。「適法だから」と言うやつにロクな人間はいません。

このブログには、広告は、運営が貼るものも管理人が貼るものも一切ありません。運営のお勧めブログとか注目ニュースとか、そういう「広義の広告」もありません。ツイッターやフェイスブックやインスタグラム等のボタンもありません。ブログランキングのボタンも「いいね」ボタンもありません。純粋に記事だけです。これが、PC/ガラケー/スマホのどれで閲覧してもそうなっているのが価値です。本来ブログとはそういうものでしょう。ブログという仕組みを金儲けの為に使うようになって、ブログというサービス自体が衰退していっていると思います。

スマホで見ても、広告が一切出ない。その満足度は計り知れません。もちろんそれは、閲覧者としてです。このブログは、管理人が「自分ならこういうブログを見たい(記事の内容は別論)」というフォーマットになっています。


今日の雑感

インターネット関係の某団体の総会後の懇親会に出席。管理人もここの業務を始めてもう6年以上か。インターネット界隈の話はドッグイヤー、いやラットイヤーか?と感じるほど、日進月歩である。 -----

今日の雑感

IE11は日本でもシェア1位ではなかったのか。世界ではChromeが圧倒的って、iPhoneとAndroid端末の関係に似ているな…

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今日の雑感

インターネットの世界は流行り廃りが激しいと感じるわ。
例えばブログ、これも一時期(10年前とか?)流行ったのかもしれないけど、それをやっていた人たちは、今はツイッターをやってるのかな?
何事も、特にインターネットではそうなんやろうが、初期は純粋に楽しみでやっていたことが、そのうち金儲けの手段にされて、イナゴの大群の襲来に遭ったようにペンペン草も残らない状態になって廃れていくもんや。
そうとは限らないでしょうけど、ブログに関しては、まとめサイトの跳梁跋扈が甚だしいからね…
ブログに関してググっても、いかにしてアフィリエイトで金儲けするか、ばかりヒットする有様よ。
それな。子供がユーチューバーを目指すようなもんで、それで食っていけるのはごくごくごくごく…一部の人間だけやで。
ただ、それは漫画家とか昔からの職業にも当てはまるけどね。
結局、楽して儲かる仕事があれば、みんなそれに集中するんだから。みんなが集中していない時点で、楽して儲かる仕事じゃないのよ。
ハイリスクハイリターンの仕事は、子供には、格好良く見えるでしょうね。「勝っている」人しか、子供には、見えないから…

困った症状

Yahoo!JapanをホームページにしてIE11で開くと、「Internet Explorer の動作を停止しました」となることがあるんだけど…
リロードや、Googleをホームページにしてもならないのよね。
このての、原因はわからないが困る症状って、インターネット関係ではよくあるんだわな。
ほんま、困ったもんやで。
ググってアドオンをオフにするとか色々やってみたけど改善しないわねえ。
その症状が必ず出るというわけでもないのがもどかしいのよ。
もうホームページはGoogleでいいんじゃねーのw
まあね。あの「シンプルイズベスト」なトップページも嫌いではないわ。
ただ、スマホならともかくPCではニュースとか色々見たいからね…

大と小

インターネットは社会の仕組みを根本から変えたけど、まさにインターネットサービスはそれを端的に表すわね。
何を言いたいかというと、インターネットサービスの運営会社には、昔からの大企業(及びその関連会社)もあれば、ここ10年や20年で起業して大きくなった(又はその途上)企業もあるわ。
そして、えてして後者のほうが、サービス内容が良いんや。
昔からの大企業に伍して同様のサービスを提供しているだけでも大したものなのに、その内容がより良いのであればなおさらね。
昔からの大企業は、ユーザーの求めるものを真剣に受け止めているのかしら。
昔からの大企業の連中には、「親方日の丸」に近い感覚があるのかもシレンな。
今は大企業でも安心できないのは某東芝等を見れば明らかね。
もちろんインターネット界隈の小規模な会社は玉石混交なんだけど、大企業もそうだと思えば、ね。

炎上対策

今日のインターネット法律研究部は「中小企業におけるインターネットトラブル対策〜炎上問題対策を中心に〜」と題してS先生のご講演だったわ。
バイトテロとかバカッターとか、そういう話やな。
バカ当人は自業自得やが、それで巨大な迷惑を被る周囲の人間にとっては大変な災難やで。
バカ以外にも色々なパターンがあるわね。
役員ブログが性差別的表現があったとか…まあ、これもバカか。
バカはどこにでもおるし、バカな行為もやってしまうことはある。
そこで課題は、事後的対応やな。とりあえず書込みやアカウントを削除するのは危険が大きいで。必ずプリントスクリーンされとるから、燃料投下になるだけや。余計に拡散されるわな。
炎上というのは、ほぼ、「こっち」に問題があるから炎上するのよね。事実確認して問題があることが確認されたら、あとは謝罪ベースで進めるほか無いわ。
要するに「撤退戦」やからな。反論して成功するのは非常に稀なケースやろう。
不利な所では戦わない。被害を最小限に食い止めることだけを目指すんや。
そして重要なのは、炎上対策を理解している弁護士に依頼することね。文字どおり一分一秒でも早く。
そういうことやな。よろしくお願いしますでw
そういうことね。よろしくお願いしますw

忘れられる権利

今日のインターネット法律研究部定例会は、かの平成29年1月31日最高裁決定につき、K先生のご講演。大変充実した至れり尽くせりの内容ですが、犯罪報道のプライバシー権につき刑の消滅期間説、名誉毀損につき公訴時効期間説、等々、期間の基準としての拠り所は実務上重要です。 -----

DeNAの例の件

昨日、DeNAがキュレーションメディア問題の調査結果と対応方針を発表しました。ちなみに第三者委員会の委員構成は重鎮男性弁護士3人と比較的若いヤメ検女性弁護士1人ですか。もちろんこれ以外にも若手弁護士や事務員や外部企業を動員して調査したのでしょう。DeNAは3ヶ月でどのくらい支払ったのか…総額なら1億円…はさすがにどうか。その半額くらい?まあ、何の根拠もなく当てずっぽうで下世話なことを言うのも良くないでしょう。調査報告書はかなり大部なもので、なかなか読めません。306頁ですよ。要約版でも34頁です。そして概要で3頁。見事なものです。ここまで完備させれば、総額1億円も…いや、やめますこの話。問題は調査結果の内容です。とりあえず概要を見ただけですと、本件の「主犯」たちについて「就業規則に基づく処分を行いました」といいますが、具体的処分内容はどうでしょうか。法令上の問題で、複製権/翻案権侵害の可能性がある記事の出現率の推計値は1.9〜5.6%の範囲内であり、その可能性がないとは言えない記事の同推計値は0.5〜3.0%の範囲内であった」とありますが、合計で2.4〜8.6%の範囲内ですか。ふーん、そうなんだ…。一方、「画像472万4,571個のうち、74万7,643個については、個々のケースで個別許諾などがあった可能性があるため、その全てではないと思われるものの、複製権侵害の可能性がある」とのこと。割合は約15.8%です。どうなんですかね、この差は。その他の問題として「文章自体に著作物性が認められないものの、他の記事のコピー&ペーストがなされていると考えられるもの」とあります。YOL事件を想起させます。原因・背景分析として、「事業リスクが適切に把握されなかった」「同事業の潜在的なリスクに対する予防策が十分に講じられなかった」「リスクの顕在化を招く」などど書かれていますが、リスクってそういう用語なんですかね。リスクというのは事業として儲かるかどうかの場面で使うのであって、違法かどうかの場面で使うのは…リーガルリスクとも言いますけどね…やはり違和感があります。違法なら儲かってもやってはいけないのは当然なんで。窃盗も詐欺も覚醒剤密輸も、儲かるけど違法だからやってはいけないので、バレるかどうかをリスクとは言いませんよね。リーガルリスクという概念も、法的に不明確なところがあるから、適法だと思ってやっていても、後で「お上」や裁判所の解釈では違法とされるかもしれないよ、ということであって、誰が見ても明白に違法な行為が「バレるかどうか」をリーガルリスクと言うのでしょうか?

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