今日の雑感

都電荒川線。広島人には懐かしい、所謂「ちんちん電車」である。これって、バスとどっちが速いのかというくらい、効率性からはかけ離れている存在である。駅も多いし。


今日の雑感

(弁護人には自白している事案で)被疑者に完黙を勧めるのが有能な弁護人か。完全黙秘は選択的黙秘(都合の悪いところだけ黙秘)が現実には無理なので行うわけだが、獲得目標は何か。不起訴か、無罪か。証拠が少ないと思えば不起訴を狙って完黙もありだろう。起訴されたら法廷で陳述すればいい。ただ、黙秘自体は否定的に解されないとはいえ、当然ながら裁判官には「ああ、証拠が少ないから『不起訴になればラッキー、起訴されたら法廷で反省の態度を示そう』というパターンね」とわかる。完黙だから示談もできない(起訴された後に示談するのか?そもそも示談は基本的に不起訴を目指して行うものだが…まあ控訴審で示談することもあるしね。ただ、起訴前に示談していたら不起訴の事案で起訴されてから示談しても執行猶予付有罪だから不利益は大きいね…)。無罪を狙うなら話が全く別になる。たとえ弁護人に自白していても、弁護人は被疑者被告人に黙秘を勧めることは許されると解されている。しかし起訴されたら、実務上ほぼ有罪である。法廷で完黙するのは実務上はナンセンスである。無実なら裁判官に言いたい聞いてもらいたいことが山ほどあるはずだからだ。無実ではないが無罪というのは正当防衛等の特殊な場合であり一般論ではあまり意味がない。そもそも客観的事実は認めて法的解釈を争う事案では完黙自体にどれほどの意味があるか疑問となる。結局、(弁護人には自白している事案で)完黙戦術は「不起訴か、示談も反省もない有罪か」のハイリスクハイリターンになるのが現実だろう。(弁護人には自白している事案で)完黙戦術により不起訴を勝ち取った場合、犯罪者が何の制裁も受けず世に放たれるわけだが(もちろん再犯の可能性もある)、これは弁護人の正当な活動の成果である。これを心の底から誇らしく思う弁護士と、内心忸怩たる思いがある弁護士と、どちらが有能な弁護士で、どちらが良い弁護士で、どちらが良い人間だろうか。

なお勿論、無実であればたとえリスクが高くても無罪という当然のリターンを目指すべきである。


供託

一審で実刑の詐欺被告事件で、被害者が民事で公示送達で刑事よりはるかに高額の確定判決を得た上で被害弁償(損害賠償金)の受領を拒否する状況で、刑事の額(及び遅延損害金)を供託した結果、控訴審判決で執行猶予が付されました。やはり金銭的被害の犯罪では被害弁償がほぼ全て。示談(=宥恕)が最良なのは当然ですが、それが出来なくても供託すればなんとか、ということです。


ギリギリ

何事も余裕を持って行わないと、ギリギリ間に合う計画だと、予想外の何か(だいたい何事においても小さな予想外や小さな失敗はあるもので、それが問題にならないのは計画に余裕があって対処できているからなのです)が起きたら間に合わないことになります。まあ、何も起きなければギリギリ間に合うんですけど、だからといってギリギリの計画が良かったとは言えません。


昨日の雑感

簡裁の在宅事件で、被告人が期日に出頭せず、次回期日に裁判所によって勾引され(被告人宅に行って勾引行為をしたのは警察官ですが)、判決期日まで東京拘置所にて勾留されるということが起きました。なにやら近時のニュースを彷彿させる展開ですが、裁判官も言うように在宅事件というのは期日に出頭するという「性善説」を前提に運用されているわけで、すっぽかしたら身柄拘束されてしまいます。裁判官(裁判所)は、極論、生命を奪う決定もできる国家権力なのですから。この事件は執行猶予も有り得る内容(在宅起訴事件はそんなもの)ですから、期日をすっぽかさなければ、身柄拘束という大変不便で不愉快な目に遭わなくて済んだのです。


今日の雑感

逮捕され警察署(代用監獄)に勾留されている被疑者を起訴したら、速やかにその身柄を拘置所に移すのが実務です。しかしこれを警察署に留め置き(検察官が移送の指示を出さない)、任意捜査ということで余罪の取調べを行う。これは実質的に逮捕勾留の時間制限を潜脱する不適切(違法)な取調べでしょう。警察署と拘置所では生活環境が大違い、というのはよく聞きます。


交通事故と逮捕

交通事故は被害者死亡でも(勾留せず)在宅で取り調べる場合が多いものです。逮捕についても、そもそも逮捕は身柄拘束であり人権侵害ですから必要最小限度であるべきであり、謙抑的に行われるべきことです。しかも令状逮捕が原則であり、例外的に現行犯逮捕、さらに極めて例外的に(違憲の疑いもある)緊急逮捕、となっています。例外的な逮捕は已むを得ないことであり、歓迎すべきことではありません。被疑者が定まった住居を有し取調べ(のための出頭要請)に応じる場合、罪証隠滅や逃亡の虞が無いなら、逮捕の必要性は無いのです。逮捕は制裁ではありません。制裁は刑罰です。国家による制裁は、適正手続による裁判を経て初めて可能なのです。逮捕しないことを批判する社会はおかしいのであり、逮捕することを批判する社会こそ真っ当なのです。明日は我が身です。


今日の雑感

被疑者が霞ヶ関の検察庁に呼び出される際、弁護人は検察庁の地下で接見することができます。ただ、直前にならないとわからないので、他用が入っているとできないわけです。やれやれ…


今日の雑感

東京には多くの警察署があります。東京三会の弁護士の担当範囲で概ね77署と管理人は認識しています。一方、法律事務所も東京23区のあちこちに散らばっているので、それぞれ相対的に近い署の事件を優先的に扱う(相対的に遠いと劣後させる)ようにすべきでしょう。しかし、現実は(少なくとも東弁では)そうなっていません。やれやれ…

今日の雑感

本日の夕刻、東京拘置所の門前にマスコミらしき人々が屯していた。また誰か出てくるところだったのだろうか…
それはそうと、東京拘置所に希少言語の通訳が常駐していない模様。日常的な意思疎通は身振り手振りで、という実態のようだがそれでいいのか…

ゴーン保釈

もともと、否認すれば保釈を認めないのは人質司法と批判が強いところ。ゴーン氏に限らず近時は保釈を認める流れができていますが…保釈を認めて保釈許可条件を守らず保釈金没収が多くなれば、また保釈は認められなくなります。理屈ではなくそういうこと。人質司法と批判する側としても、保釈許可条件を守らないこと(逃亡等)を容認するわけではないでしょう。ゴーン氏には保釈許可条件を守ってほしいところです。


今朝の雑感

今朝の東京地裁の建物の前は、マスコミの車と人でごった返していました。中には仏語と思われる言葉で話している人も。もちろんゴーン効果(?)です。刑事にせよ民事にせよ、事実の争いなのか評価の争いなのか。そこが本質です。


今日の雑感

裁判官はやはりよく見ている、ということがあります。検察官の些細な法的間違いも、その場ですぐに指摘し訂正させる。法的に厳密に正確であろうとします。それが職責なので当然ではありますが。なにしろ最終的な公権解釈を示す立場ですから…



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