今日の雑感

東京には多くの警察署があります。東京三会の弁護士の担当範囲で概ね77署と管理人は認識しています。一方、法律事務所も東京23区のあちこちに散らばっているので、それぞれ相対的に近い署の事件を優先的に扱う(相対的に遠いと劣後させる)ようにすべきでしょう。しかし、現実は(少なくとも東弁では)そうなっていません。やれやれ…

今日の雑感

本日の夕刻、東京拘置所の門前にマスコミらしき人々が屯していた。また誰か出てくるところだったのだろうか…
それはそうと、東京拘置所に希少言語の通訳が常駐していない模様。日常的な意思疎通は身振り手振りで、という実態のようだがそれでいいのか…

ゴーン保釈

もともと、否認すれば保釈を認めないのは人質司法と批判が強いところ。ゴーン氏に限らず近時は保釈を認める流れができていますが…保釈を認めて保釈許可条件を守らず保釈金没収が多くなれば、また保釈は認められなくなります。理屈ではなくそういうこと。人質司法と批判する側としても、保釈許可条件を守らないこと(逃亡等)を容認するわけではないでしょう。ゴーン氏には保釈許可条件を守ってほしいところです。


今朝の雑感

今朝の東京地裁の建物の前は、マスコミの車と人でごった返していました。中には仏語と思われる言葉で話している人も。もちろんゴーン効果(?)です。刑事にせよ民事にせよ、事実の争いなのか評価の争いなのか。そこが本質です。


今日の雑感

裁判官はやはりよく見ている、ということがあります。検察官の些細な法的間違いも、その場ですぐに指摘し訂正させる。法的に厳密に正確であろうとします。それが職責なので当然ではありますが。なにしろ最終的な公権解釈を示す立場ですから…


近時の雑感

今なにかと話題の保釈ですが、一昔前よりは許可されやすくなっていると感じます。一審で実刑の控訴審段階でも許可されます。もちろん、本来積極的に許可されるべきなのであり、肯定的に評価すべき傾向です。


今日の雑感

今日の午前の東京拘置所。入口に何人も、マスコミ関係者らしい人々が屯していました。通常そういう人はいないので、察するに「ゴーン番記者」でしょうか。何時何分に出てくるか、情報があるとも思えません。仕事とはいえ、お疲れさんなことです。


今日の雑感

検察官だって、自分に「配点」された事件を、全部が全部、起訴したいわけではありません。形式的には犯罪が成立しても、こんなの起訴しても仕方ないんじゃないの、という「しょぼい」事件は、検察官としても、弁護人にしっかり示談してもらって、不起訴で終わらせることを望むことは、ままあるのです。


被疑者「なのに」拘置所!?

カルロスゴーン氏は東京拘置所にいるとか。被疑者なのに…おっと被疑者でも拘置所が本来なんですよ。でも実務では被疑者段階では警察署の留置場(悪名高き「代用監獄」)で最大23日間も過ごさせ取調べし放題、起訴され晴れて(?)被告人となって、ようやく拘置所に移送されるのです。この代用監獄制度は、なんとなんと1908年(明治41年!)の監獄法から始まり、現在まで続いているのです。拘置所不足のための暫定的措置としてね。でも110年間改善する気ナッシング。もちろん弁護士会は昔から批判し続けています。まあゴーン氏には関係ないことかもしれませんがね…

ついでに言えば警察署の接見室は古い建物や小さい建物だと1つしかない(管理人の実感として東京圏の警察署のうち8割以上がこれ)。つまり他の人が使っていたら空くまで待つしかないのです。どれだけ接見に支障を生じているか。非常に遅れている点です。こういうことは主権者国民の意識が反映されることですよ。みなさん、逮捕されたヤツなんて犯罪者だからどんな処遇だろうと気にしない、ということはありませんか?…次はあなたやあなたの家族の番ですよ…


今日の雑感

東京圏は電車網が非常に充実しています。直線距離では遠くても、1回程度の乗り換えで駅から近いなら、電車の中では読書等で時間を潰せば、感覚的には「もう着いた」という近さです。


昨日の雑感

警察署の所在地によって取り扱う犯罪の傾向が異なるのは当然のこと。秋葉原では窃盗が多いと。本当に多いと。あれってバレないと思ってやるのですかねえ…まあ弁護人の実感としては盗癖ということが多いと感じますが。とにかく店にとっては大変なことです。警察の手続だけでもどれだけの時間を要するのか。

一方、警察官は緊急逮捕はほとんど出来ないという感覚と。弁護士としては緊急逮捕は違憲の疑いもあるよ、ということなので肯定的に評価すべき実務運用でしょうが。


今日の雑感

保釈金(保釈保証金)を積んで釈放される、ということは耳にするでしょう。ただ、被疑者段階では保釈という制度はありません。起訴されて(起訴されたら身分呼称が被疑者から被告人に変わります)初めて、保釈請求ができるようになります。保釈金は、一般の金持ちでない人では150万円といったところ。これを現金で裁判所で納付します。保釈金は裁判が終われば(逃亡や罪証隠滅をしなければ)返ってきますが、それまで2〜3ヶ月ほどかかるのが痛いところ。まあ、痛くないと保釈金の意味が無いのですが…。保釈請求をして裁判官が保釈決定を出してくれて保釈金を納付しても、検察官が準抗告をすることがあります(だいたいする?)。まあ奴らも仕事でやっているのですが、それで釈放が数時間遅くなるのですから嫌らしいことです。


証人の証言と事実認定

刑事裁判において、証人の証言は勿論重要です。ただ、それが被害者証人であっても、真実を語っているとは限りません。人は、様々な理由で虚偽の証言をします。記憶違いもあれば、積極的な嘘もあるでしょう。嘘をつく理由も、被告人を罪に陥れたいというものもあれば、当初は勘違いだったが引っ込みがつかなくなったというものもあるでしょう。いえ、あるんですよね、嘘をつく動機が無いから真実だ、という素朴過ぎる思考が。

いずれにせよ、裏付け、例えば物証とか他の証人とか、そういうものが全く無いのに、純粋に証人の証言だけで事実認定するのは、法律家としては非常に危険な発想です。冤罪はそのようにして作られるのですから…



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