国民栄誉賞

井山七冠と将棋の羽生永世七冠に国民栄誉賞を授与する検討がされているとのこと。国民栄誉賞については評価は人それぞれでしょう。時の政権が人気取りのために授与する賞だという…。しかし、それは逆に言えば、相応しくない人(団体)に授与したら人気を失うということです。つまり、国民栄誉賞を授与したら国民から肯定的に評価される、国民が「あの人なら国民栄誉賞に相応しい」と思うだろうと政権が考えている、という位置まで到達しなければ検討自体がされないのです。素直にもらうのが吉だと思います。もちろん、井山にとってはこのような賞よりも世界戦優勝のほうがはるかに価値があるでしょう。それとこれとは別に矛盾しませんのでね。


今日の雑感

読み間違いで負けるのは仕方ない。ただ、相手が読めていないという前提は改めなければならない。

名人リーグ予想

いよいよ明日、第43期名人リーグが開幕する。面子は、高尾・山下・村川・張ウ・河野・黄・羽根・余・芝野。羽根と余は陥落即復帰なので、実質的には坂井が芝野に入れ替わったということなんだよね。坂井…やはり年齢的限界か。それにしても、平成四天王に第五の男の河野に、井山の二十年来の弟分の村川、井山の同期でかつてのライバルの黄、若手実力者の余、一力の次はこいつしかいない芝野と、相変わらず豪華メンバーでありザコが一人もいない。さて恒例の結果予想だが、前期は史上最強の鉄板の井山を予想せずに外すという醜態を晒してしまった。今期は気を取り直して…

挑戦:村川

その他残留:張ウ・河野・黄・余・芝野

陥落:高尾・山下・羽根

挑戦は村川が来ると大胆予想する。村川ももう26歳、歳下が大三冠に挑戦するのが伊田・本木・一力と続いている。村川も結婚し、期するものがあるだろう。名人戦では歳下の挑戦はまだであり、ここで村川のキャリアハイが来ると考える。このまま河野化する棋士とは思えない。残留は、張ウは16期連続とは立派。なんだかんだで残留する力は残っている。河野は調子を落としているが、長丁場の戦いは慣れており、調子を取り戻す術も心得ている。ギリギリ残留するだろう。黄は井山とのタイトル戦を見たいのだが、もう30歳で、結果が出る時期だ。どうも小松や小県のようなポジに納まりそうな感じがしてきたぞ。余は初めてリーグ残留すると見た。それも上位で。芝野は台風の目だが、井山より若い初リーグで挑戦だと井山より上ということに…さすがにそれは厳しい。陥落は、大荒れに荒れて平成四天王の時代の終わりとなると予想する。高尾はもう41歳であり、井山から奪取したのが最後の輝きとなるだろう。山下も39歳、前期の井山に「三馬身差」をつけられたのが現状であり、先日の世界戦の負けを見てもそろそろ落ちる時期だ。羽根も41歳で、陥落即復帰を三回繰り返すのは立派だが四回目は無い。この三人が陥落するというのは、特に高尾と山下の順位に鑑みてかなり大胆、大胆過ぎる予想だと思うが、落ちる時はあっけないものである。若い余と芝野がロートルを薙ぎ倒すと思うのだ。世界を見れば、アラフォーでタイトル挑戦している場合ではない。それはつまり、村川・余・芝野、この三人からすれば「自分が挑戦して当然」ということであり、気後れが生じないということなのだ。


井山裕太が天元も防衛

一力投了!
井山、強過ぎだろjk…下辺黒大石の生きがはっきりしない状況で戦い続けるとは…これで王座と天元の両方を3タテ…明らかに棋聖戦を見据えている。一力、年末年始で立ち直れるか?

しょぼーん&訃報

投了したら、まだこう打ったら難しいよと。ヒカルの碁の伊角状態。別の碁で、失敗してから必死に追い上げたけど半目負け。しょぼーん…
ところで一昨日、杉内雅男九段がお亡くなりになったと。享年97歳で現役のまま逝く。管理人は小学生の時に父親から杉内先生著の囲碁入門という本をもらい、それが初めて読んだ囲碁の本なのです。対局できない状況でこの本を繰り返し読んで、囲碁は面白そうだなあと思っていました。それで中学生になって囲碁部に入ったのです。

井山裕太が王座を防衛

いやあのさ、もう一度言わせてもらうんだけど、井山、「この碁を勝つなら、負ける碁が無い!!!」いやまじで。シャレじゃなく。この碁、77-78のコウのフリカワリで左辺の白一団を取って、黒が大優勢だと思うんだよね。しかも101の好手から105と右上の白一団まで(ほぼ)取っちゃって、黒勝勢だと思うわけよ。それなのに、どうしてここから右辺黒も中央黒も全滅なのさ。上辺黒も怪しいし。どうなってるのこれ。いやまじで。シャレじゃなく。

井山、さすがに不憫になってきた。これじゃあ布石が上手くならないわ。どんなに劣勢にそして敗勢になっても、世界最強の腕力で無理やり逆転勝利できるんだから。強過ぎるが故の不憫。昔の日本ならそれで良かった。しかし今は中韓に井山と互角以上の棋士がワンサカいる。彼らはそのレベルで切磋琢磨しているのだ。井山は日本にいるがために、それが出来ない。管理人は以前、不安というか懸念というか、記事に書いた。井山が中国に移籍してしまうのではないかと。野球は完全にメジャーという流れになってしまっている。囲碁は賞金額の問題があるが、これもどうなることやら、逆転の可能性すらある。ていうか十分にあるだろう。井山、強過ぎるが故の不憫。それは布石が上手くならないこと。チクン曰く「碁の芸とは、布石のこと。」それなのに、芸がなくても腕力だけで勝ててしまう。まるで筋悪の力自慢のアマみたいに。筋悪の力自慢のアマはその周囲では無双しているが、プロにかかればコテンパンである。井山が中韓に苦戦するのはこの構図に似ているのだ…

一力、まさか天元戦も勝てないんじゃないだろうな?歳下でも仕方ない。この際、せめて井山を鍛える踏み台となれ。井山をその頂から引き摺り下ろす役目は、虎丸にお願いしよう。かつてチクンは「ゴルフをする人に負けるわけにはいかない」と言った。管理人のゲスの勘繰りとして、井山は「高校や、ましてや大学に行く人に負けるわけにはいかない」と決意しているのではないか?


第2局

本日打たれた王座戦第2局、黒番井山・白番一力。

この碁はねえ…井山ねえ…声を大にして言うけどねえ…「この碁を勝つなら、負ける碁が無い!!!」ということ。ていうか一力、余の、村川の、高尾山の気持ちがわかったか。優勢から負けることはある。しかし、勝勢から負けるとは…プロとして精神的ダメージが計り知れない。恐るべきは井山よ、この逆転力は世界一だろう。あの柯潔をも逆転で屠ったのだ。恐ろしい恐ろしい。ていうか井山、布石を勉強しろ。マジで。逆転力に頼っていてはアルファ碁には勝てないぞ!


井山裕太が柯潔を破って決勝進出!

井山勝った!コミ6目半とはいえ柯潔の白番を撃破!!

それにしてもこの碁、序盤から中盤にかけては明らかに井山劣勢だったと思うが…柯潔を相手に逆転できるのは凄い。そして柯潔のクソ粘り、あの紛らわし過ぎる勝負手の連続また連続、これ確かに井山以外の日本棋士は絶対に受け切れんわ。

決勝は来年2月、相手は中国の謝ジゴウ。こいつは柯潔より歳下で、しかも13歳かそこらの時に山下を破ったやつじゃねーか…山下や高尾や羽根はこういうところがダメなのだ。とにかく、勝ち碁をクソ粘りに逆転されるのをやめろ。それは勝負師として恥ずかしいことだ。トップ棋士どうしなら棋力に極端な差はない。トップ棋士なら世界の誰と打っても打ち分け以上でなければならない。負け碁は普通に負けて、勝ち碁はクソ粘りに逆転されるのでは、勝つ碁がないではないか。今日、井山は柯潔の世界最強のクソ粘りを受け切った。本当に素晴らしい。優勝頼むで!!!


準々決勝

本日打たれたLG杯準々決勝、井山は中国の楊ナントカに中押し勝ち。ナントカであっても日本ならタイトルホルダー級、いや井山以上かもというのが嫌になってしまうのだが…。そして明後日の準決勝で、ついに世界No.1の柯潔と当たることが決まった。ここは井山、王座戦や天元戦や棋聖戦のことを忘れてでも、全力で勝つんだ!!


一力遼が棋聖戦も挑戦者に!!!

昨日打たれた棋聖戦パラマストーナメント決勝変則三番勝負第1局は、一力が山下に勝ち、井山棋聖への挑戦権を獲得した。これで一力は王座戦天元戦棋聖戦と、対井山17番勝負である。まさに日本のNo.1とNo.2が激突し、ここで現時点での差が明らかになるのである。一力は棋聖戦Sリーグ全勝でパラマスも初戦で決めて結果的にも全勝、文句なしの挑戦者である。一力からすれば山下などというロートルはもはや怖くない。今回も一力の時間攻めで山下が間違えたのかもしれないが、それも実力のうちである。同じ条件で戦っているのだから。時間攻めに弱いなら、張ウのように時間を残す戦い方をしなければならないのだ。

一力、ついに大三冠に登場である。これまで井山より若い棋士で大三冠に登場したのは伊田と本木だけ。これに一力が続くのは年齢的には順番であるが、一力は伊田や本木より高く評価されていたのだ。それに一力からすれば、山下はもちろん伊田や本木などより芝野虎丸のほうが怖い。下との戦いは死に物狂いになると倉田さんも言っている。もちろん、井山も山下より一力の方が怖いのだ。17番勝負は現在井山の3-0だが、まだ序盤である。特に棋聖は序列一位であり、これを歳下に獲られたら井山時代は終わるだろう。死に物狂いの戦いが展開されるのだ。これほどワクワクすることがあろうか!


今日の雑感

ここでこう打ったら勝っていた、という「こう打つ」手は、後から考えたら全然難しくない手なのです。それを実戦で打てるかどうかが実力。

第2局

本日打たれた天元戦第2局、黒番一力・白番井山。

この碁は4の三々が井山の意欲を感じさせる。どんな手でも打ってみるのだ。6のコスミもアルファ碁がケイマしか打たない今、度胸がいる手かもしれない。15-17と簡明定石を選んだのは気圧された感あり。25とアルファ碁流に技を飛ばしたが35とノビるのか。切らないならこの打ち方は何なのか。39が狙いか。なるほど47まで切り離しては黒が厚いように思える。54と井山も技を飛ばす。61と制されても62-64でよしとは明るい。アルファ碁を髣髴させる捨石作戦か。65と荒らしに行くが69でどうなのか評価が難しい。72と狙いの切りから74の急所だが77まで黒もそんなに困った感じがしないが…78と重厚な攻め、そして80と強烈なツケ。これは読みが入ってないと打てない。アマが真似するのは危険だ。84からカラミにして100まで中央のタケフの石を取っては白良しと思う。102と上辺の黒一団を攻める時点で白優勢だろう。108から右下もカラんできて132-134から巨大なコウ争い。黒も白も、あちこち大石が危ない。どう決着するのか見通しが大変ややこしいコウだ。144に145とは、これはコウ材ではないのか!?157と黒がコウを解消したが162まで下辺黒が全滅して、白中押し勝ち。

井山、この碁は終始一力を圧倒したように見える。会心の打ち回しだろう。一力とて日本では井山以外には無双している強棋士である。井山は自分が20歳の時を思い出しているのだろう。あの時、日本最強の五冠王張ウを4-1で圧倒して名人を奪取した。そこから井山時代が始まったのだ。そういうことが、今度は自分に起きるかもしれない。それを阻止するぞという信念が感じられる。実に素晴らしい。一力よ、昨年は天元戦で1勝したよな。今年は十番勝負で2勝以上しないと、昨年より差が広がったことになるぞ!


ゼロの凄さ

アルファ碁ゼロの画期的な点は、自己学習のみということである。既存の棋譜を使っていないのだ。それで、世界最強棋士を圧倒するマスターを圧倒する、神の如き強さに達した。管理人も全棋譜を見たわけではないが、初手から4手目まではだいたい隅に打ち、その着点のほとんどが星、稀に小目である。それ以外、三々とか五の五とか目外しとか高目とか、そういった着手は無い。かつて梶原九段は「初手は星が最善」と力説したが、とにもかくにも従来の人間による棋理は概ね間違いではなかったということだ。

そして星への異常な━━従来の人間の感覚では━━早さでの三々入り。これがマスターより一層頻出するように思う。つまり、隅の着点は、三々という弱点があっても星が最善ということになる。もはや1年半前までの碁と今の碁は全く違うものになった。将棋界では昔の棋譜は役に立たないというが、囲碁界もそうなったのだ。我々はまさに革命の中に生きている。



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