第1局

いよいよ始まった棋聖戦、井山裕太棋聖に挑戦するのは河野臨。握って、黒番井山、白番河野。
この碁はハザマがやたらと多い分かりにくい碁だが、おそらく井山が押し切ったのだろう。黒5目半勝ち。
井山、新年最初の局は気持ち良く勝った。4連勝で決めていいぞ。十段戦挑戦者決定戦もあるし。河野は井山に2勝する男だが、対井山番碁の最初の天元戦は0勝だったか。それはそうと名人リーグが開幕していた。予想を忘れていたが、井山が虎丸に挑戦してほしいとだけ言っておく。

上手と下手

二子の指導碁。後手を引いて一手遅れ、大きいがヨセの手を打ってさらに一手遅れ、既に二子の効力は失われた。それで白の石に仕掛け、手がありそうな形になった。手がありそうだ…ありそうだ…ありそうだ…しかし結局分からず打った手は勿論ハズレ。そもそもその前にコウにアテていれば白は困っていた。そしてその後に実は白に失着があって黒が正しく打てば…手がありそうだという感覚は正しかった…白全体を取れていた。白が正しく打っても種石は取れていた。物事はそういうものである。置かせ碁を打てば逆の立場で手が見える。勿論相対的な問題だが、世の中の問題は全て相対的なのである。

井山裕太が天元を防衛!名誉天元に!!

許投了キターーー!!!井山名誉天元キターーーーー!!!!!

なんちゅう碁だこれは。互角の形勢から許のパンチが入って井山は負け寸前、そこから許の一瞬の隙を突いて鮮やかなシノギ。井山、これでなんとか三冠を保持、そして史上初4個目の名誉称号である。碁の内容は悪いが、プロは結果が全て。勝利のみがプロを癒す。これで年明けの棋聖戦に万全の態勢で臨める!おめでとう、そして頑張れ井山!!


第4局

本日打たれた天元戦第4局、黒番井山・白番許。

右下隅の大ナダレ定石は懐かしい。井山は学んだ世代だろうが、許はどうか。31のアテに32とすぐ逃げたのは昔の定石書では誤りとされているが…それで右下と右上の白が繋がりに行って黒が強引に切断。黒の味もかなり悪いが…上辺51と押したのが結果的に強手だったか。52からの反撃で黒危険に見えたが、結果的に78までのワカレはどうなんだ。61からの流れの中で上辺のサガリを利かす手順は無かったのか気になるし、黒が空ぶったようにも見えるが…83のダイレクト三々から102までは今やお馴染みのAI定石、ここで103が勉強になる。こういうプロからすれば当たり前(であろう)しっかり守る手がアマにはなかなか打てない。守るべき時は足が遅いようでもしっかり守る。ここは白の強大な壁を前にしているので、二間ではなく一間なのだ。でも左上に106と先行されては許の得意な手厚い碁形からの追い込みが始まったと思った。だが114は考え過ぎではないのか。普通にアテても後手なのかなあ…115からの左上隅は死んだふりの打ち回しが上手い。122という一線のマゲがもし必要なら既に白は苦しいのだろう。白は146まで無理矢理コウに持ち込んだが、一手寄せコウの意味があるので黒は147と余裕がある。白は152と決戦だが、コウ材が右下隅154では管理人でも解消する。なぜなら右下隅はコウ残りだから…157からのコウは打ってみただけだろう。177手完、黒中押し勝ち。

井山、踏ん張った。これで2-2である。芝野は仕方ない。アレは明らかに井山より上の器だから。でも許は井山と互角までは行ってないように思える。平成四天王クラスだろう。許に名誉称号を阻まれるのは避けてほしい。今年最後の大一番、次局は必ず勝て井山!


芝野虎丸が王座を奪取!

芝野半目勝ち!20歳で2冠(うち一つは大三冠の一角)に!!明白に同年齢時の井山より強いし、1年半前の全盛期の井山より強い可能性も高い。井山より上の棋士が出てくるのか疑問だったが、もう出てきた。本当に素晴らしいことである。井山、天元も失うと一気に無冠まで見えてきてしまう。踏ん張れるか…!?

法曹囲碁大会

今年は40回大会。第1回から参加しているという先生が普通に存在する。第1回の時に新聞記事になり「囲碁で法曹一元が実現」とのこと。管理人はAリーグ三将で全て白番の2勝1敗。1局目は優勢から大ヨセで失敗を繰り返し小損と大損をして負けたかと思ったら8目半残っていた。このくらいでも勝ち負けがわからないのがヘボアマである。第2局は布石で明白に失敗して大劣勢になり、最後はなんとか大石同士のコウ争いにまで持ち込んだが相手は逃げる手が全てコウ材になるという所詮は勝てない形作りに過ぎず。第3局は地と模様の度胸比べから途中で攻め損ないもありながらなんとか模様を大きくまとめることに成功した。チームとしては準優勝でまあまあか。

第3局

本日打たれた天元戦第3局、黒番許・白番井山。

井山、衰え過ぎだろ…またもやポカみたいな形で大石を取られて負け…もう「脳の体力」がもたないんだな。井山の30歳は普通の棋士の40歳50歳に相当する。「勤続疲労」がハンパじゃない。そこにきて芝野と許の若くてイキのいい相手に二正面作戦。無理だ。これで共に1勝2敗、両方失って2冠で年を越すことになるだろう。時代は移り変わる。令和は芝野の時代で、それに許と一力がなんとか食い下がるか、ということになる。年齢による衰えは如何ともしようがない。どんなに凄い棋士でも勝てなくなる時は来る。井山は誰よりも高い境地に達したため、その境地の維持は誰よりも難しく、誰よりも早く衰えることになったのだろう。その棋士にとっての「頂上」を維持できなければ、「五合目」とかで止まるのは無理なのだ。頂上は平地だが、途中は斜面なのだから…


第3局

本日打たれた王座戦第3局、黒番芝野・白番井山、黒の1目半勝ち。
うーん、やはり時代が動くのを止めるのは何人をもってしても無理か…第2局は名人戦第1局と同様の、芝野が相手を見切るための1敗だったか。ここまでの大フリカワリを細碁でキッチリ残す、明らかに井山の上を行っている。芝野時代はもう来ている。ここから芝野に連勝は、世界のどの棋士にも無理な空気がある。芝野虎丸、まさに呉清源のような神韻漂う風格を醸し出し始めている。

第2局/河野臨が棋聖戦の挑戦者に

本日打たれた王座戦第2局、黒番井山・白番芝野。

この碁は流れとしては芝野が手厚く打って模様を広げて、そのまま押し切って勝ったら芝野の名局、井山とは格が違うということになるところだった。それを井山が先に4目を取らせる大損をして渾身の大石取りかけ、結果はどうやら二手寄せコウらしい。むしろあの状況から曲がりなりにも手になるのかと驚いたが、さすがにかつての棋聖戦の張栩と山下の再現とはならなかった。黒中押し勝ち。

芝野、本来なら勝ち碁のはずだが、まだ緻密さが足りない。これが若さか…。井山、踏ん張った。これで天元戦も王座戦も1勝1敗。明後日に向けて、さらには年明けの棋聖戦に向けてやる気も高まった。

ところで一昨日、その棋聖戦パラマストーナメントの決勝第2局で河野が一力に勝ち、挑戦者となった。一力、許のみならず芝野にも先を越されて、ここで棋聖戦の挑戦者になるしかなかったし、あと1勝まで来ていたのに、どうやら優勢の碁を落とした模様。これも若さか…。河野は井山に対して番碁では七番だろうが五番だろうが2勝より多くも少なくもないだけ勝つ男。今回は果たしてどうなるか。井山は名誉称号を二つ増やして迎え撃つべし!


今日の雑感

指導碁、たとえ三面打ちでも二子で勝つのは大変嬉しい。しかも序盤で勝手読みで苦しくして(これはいつものことだが)、それでも粘り強く打ち進めて細碁で3目勝ち。もちろんヨセでも失着緩着ありありだが、狙いを持ってその狙いのコウを徹底的に争って勝ち。

第1局

いよいよ始まった満天下大注目の王座戦、井山裕太王座に挑戦するのは芝野虎丸名人。握って、黒番芝野・白番井山。

これは凄い碁である。両者手厚く打ち進め、井山に間違いが無かった。それなのに虎丸が上回り、黒半目勝ち。

とんでもないことである。明らかに虎丸は井山より強い。井山は許には勝てても虎丸には勝てない。王座失冠は間違いない。するとそれだけで3冠と2冠である。天元も失えば2冠と2冠である。棋聖も失えば…悪く考えれば何とでもなるが、許・虎丸・おそらく一力、の令和三羽烏に、三十路の井山は勝てない。ついに井山がタダの九段になる日が来るのか…井山は張栩にその苦しさを味わわせたが、自らは虎丸にそれを味わわせられる。張栩が名誉称号を得られないのと同様、井山も天元王座は名誉称号が無理なのか…いやいやここから踏ん張るのが井山と期待したい!


第2局

本日打たれた天元戦第2局、黒番井山・白番許。

この碁は久しぶりに井山の完勝だ。終盤はアマには複雑で危なっかしく見えたが、井山は少しも危なく感じてなかったか。これで許に苦手意識を持たずに済んだ。とにかくこの年末の天元戦と王座戦、許と虎丸、この二正面作戦を突破すれば名誉称号が二つ増えるのだ。名誉称号三つまでは小林光一も達成している。名誉称号五つとなれば、これを突破する可能性があるのは虎丸くらいだろう。新嫁の評判を落とすわけにはいかない。踏ん張れ井山!!


第1局

いよいよ始まった天元戦第1局、井山裕太天元に挑戦するのは許家元。握って、黒番許・白番井山。

最初からAI手の応酬で若々し過ぎる碁、3年半前までは世界のどこにもなかった碁だ。基本的に許が手厚く打ち進め、ヨセ勝負かと思いきや井山の右上隅の出がソッポだった。これが利かずに中央の大石に猛攻をかけられ、なんとなんと、ついに無条件で死んだ。コウですらないとはアワレ…黒中押し勝ち。

井山衰えたり。ヨセを手抜きされて大石頓死とは、アマみたいである。許の手厚く打って一瞬の隙でブッ潰す剛腕は猛獣か。猛獣は始終暴れているわけではない。暴れるのは一瞬、「殺れる!」と見たその一瞬で勝負が決まるのである。その一瞬の隙、それが全盛期の井山には無かったが、今はある。昨年の碁聖戦で許にサンタテを食らったところで、井山の衰えは決定的だった。天元王座の二正面作戦の見通しは暗い。



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