井山裕太が棋聖を防衛!!

あのさぁ…井山さぁ…こんな摩訶不思議な碁で盤面ジゴの大勝ってどういうことだよ!こんなの世界最強じゃないとおかしいだろ!!

初日、相も変わらず相手の強い所で弱石をいくつも作ってさあ。どうしようもない支離滅裂な状況で封じ手、ツガないんじゃなくてツゲないんだろこれ。77と封鎖した時点で山下は「取った!勝った!!」と確信しただろう。ヘボアマでも95の時点で白の大石は頓死、トラレ、オワ。そう思うよ。あーあ、井山も完全に衰えた。チクンも大三冠を失う時は一気だったなあ…という。96なんてカッコいいけど成算があっての手なのか。アマならともかく相手は山下だよ。案の定、105まで全部外側から丁寧に受けられて、死に石が太っただけでしたー井山投了5秒前ーということだよな。116-117の交換なんて、そんな贅沢な手を打てる身分かよ。ヤケクソか。包囲網の傷をついて126に回ったからといって、127のド急所から143でどこも取れそうにない。172に173と備えられ、なんでまだ投了しないのか絶望的状況。ところがここで174に175が必要とはどういうことなんだ。176から188で一応ややこしいが、話が遠すぎる。と思ったら196から206までこれは山下が勝ちを見切ったということだろう。つまり、攻め取りでもニョロニョロはみ出して白地を侵食すれば勝ちと。誰だってそう思う。大石を取った以上、あとはシメツケられなければいいだけ。たとえシメツケられても地を大きく荒らせばいい。207-209はそれで勝ちという意思表示だ。今更210と囲っても止まらないよ、という…実際231までニョロニョロはみ出して止まらない。気を取り直して232からこっちを攻めても260に一手かかるし。あとは順繰りにダメを詰めて、当然ながら黒の攻め合い勝ち。30目からの大石を取って、相手の地もニョロニョロと侵食した。井山、なぜ投了しない見苦しいぞ…と思っていたら、あに計らんや!これで盤面ジゴとはどういうことなの!?

井山、いつも山下を使って立ち直るな。数年前、四冠に後退して棋聖戦で3連勝3連敗からの1勝で七冠へ突き進んだ。今回、前局がダメな大逆転負け、それで「勝った方が棋聖、序列1位」の大一番。そういう、常人なら緊張で胃が飛び出るような極限状況でないと楽しめないのか。村川なんかに1敗もするんじゃねーぞ!


第6局

昨日から本日にかけて打たれた棋聖戦第6局、黒番井山・白番山下。

井山…勝つ気が無い。終盤で勝勢から簡単な死活を間違えて逆転負けとは、勝つ気が無いのだ。簡明に勝つ道はいくつもあったのに、半目勝ちも100目勝ちも価値は等しいのに、まるで目碁の賭け碁打ちのような際限のない強欲さ。日本囲碁史上井山しか到達していない、勝つのに飽いた心境。日本ではもう目標が無い。棋聖も何連覇しているのやら、これ以上連覇を続けることに感激が無い。だから、面白そうな変化を打ってみたくなる。簡明にサラサラと勝つ手は面白くないのだ。打ちたい手がそういう手になっている。勝つ手は打ちたくないのだ。それは別の面からみれば、衰えたということでもある。かつてチクンがそう言われた。「趣味の碁」と。井山は二十代で趣味の碁打ちになってしまったか…


第1局

いよいよ始まった十段戦、井山裕太十段に挑戦するのは村川大介。握って、黒番村川・白番井山。
この碁は井山が右上と下辺で鮮やかなシノギを見せた。どちらも非常に危険に見えたのだが…白中押し勝ち。
井山、棋聖戦が終わらないうちに十段戦が始まって、肉体的精神的疲労がハンパない。それでも弟分に対して快勝、棋士は勝つのが最良の薬。これで棋聖戦を次で決めてくれ!

第5局

昨日から本日にかけて打たれた棋聖戦第5局、黒番山下・白番井山。
この碁はアマにはわかりにくいが、今日の午前の段階では井山が優勢だったのだろう。そこからごちゃごちゃやって山下の逆転勝ち。このパターン、この棋聖戦で前にも見たよね…どうも井山の打ちたい手と簡明に勝つ手との乖離が大きい。これでは勝てない。井山、変えることを恐れてはいけない。たとえ面白くなくても、簡明に勝つ手を打つべきである。

今日の雑感

指導碁で難解な変化と簡明なワカレの選択で、どうしてもビビって簡明なワカレを選んでしまう。しかし簡明なワカレで予想外にイジメられ、局後の検討で難解な変化は実は(プロから見れば)一本道で黒が良かったという。しかも、石を捨てて(取らせて)外回りで良いという、最もカッコいい良さだった。人生そういうものである。

第4局

昨日から本日にかけて打たれた棋聖戦第4局、黒番井山・白番山下。

この碁は何なのか。28が白悔しいが、35からの突き抜きがヘボアマには理解不能。45でいいのかこれ…46が手拍子気味に感じるが、57からまた突き抜きで62までまた理解不能なところで初日終了。黒気分は最高だが形勢はどうなのか…封じ手の63は第一感のハネ、70までここでも白が黒石を取って生きたわけだが…72-73を交換して74から下辺がどうなるか。93の切りに左からアテるのでは白勝てないのか…にしても103のハネは凄い強手。当然の104切りに対し、137で「取れるものなら取ってみろ!」と開き直った。138と中央を備えざるを得なかったのか…147もまた強引な手。151と切って、165まで左辺の攻め合いは勝ちと見切っているのが恐ろしい。中央も最強に頑張り切って、183手完、黒中押し勝ち。

井山、こんなに気分の良い勝ち方があるか。まさにやりたい放題やっている。もっと安全な勝ち方があるだろうに、もう勝ちがどうとかじゃないんだな。棋聖戦という最高の舞台で「勝つ手」より「打ちたい手」を優先するのは井山だけ。凄いとしか言いようがない。次で決めてくれよ、井山!


第3局

昨日から本日にかけて打たれた棋聖戦第3局、黒番山下・白番井山。
この碁は本当に最初から最後まで捻りあい、生きるか死ぬかのギリギリの戦いをずーーーーっと続けて、井山が山下の大石を潰して中押し勝ち。
いやはや井山も山下も、こういう碁が三度のメシより好きなんだろう。ヘボアマからすれば恐ろしくて到底打てない、素足で刃の上を歩くような碁である。これであと2連勝してスッキリ終わらせて弟分の村川を気分良く迎えてくれ井山!

村川大介が十段戦の挑戦者に

そういえば一昨日、十段戦挑戦者決定トーナメントの決勝戦が村川と高尾で打たれ、村川が勝って井山裕太十段への挑戦を決めた。村川は言わずと知れた井山の弟分、1歳半下である。井山から王座を奪った3局以外は勝ったことがないはず。それは井山から奇跡と言われたとか。村川も井山からタイトルを奪った唯一の歳下だったのが許が現れて、自分ももう一度という気持ちが強いだろう。村川が不憫なのは、若手棋士という時は常に伊田以下を指して村川は除外されること。井山時代以降は若手かどうかは井山より若いかで分類すべきだ。管理人は井山は大三冠以外は歳下に譲るべきと考えるので、村川を応援したいところである。しかし一方で井山が負けるのを見たくない気持ちもある。つまり楽しみな対戦ということである。

生井山

プロアマ本因坊戦。アマ2子逆コミ3目とはいえ、平岡氏の手厚い打ち回しは見事。次の一手は弱い人はこちら、強い人はそちら、という実質二択で弱い方かと思ったら強い方だった。あれで乱れず惑わされず、石を取りに行かず中央を囲って地合いで勝つ。本当に強い。ヘボアマとしてああいう打ち回しは理想と思いつつ、実戦ではつい目前の地に走ってしまう。囲碁は人生に通じる。

第2局

昨日から本日にかけて打たれた棋聖戦第2局、黒番井山・白番山下。

この碁は山下の会心譜と言えるだろう。左上隅のワカレで白有利、左下隅も星から両ケイマのAI流がズバリ決まった。右辺では手筋で黒を次々にヨタらせ、コウに厚い碁形で黒を徹底的に追い込んだ。白中押し勝ち。

井山、これは仕方ない。だいたい、どうせ山下は終盤で間違うから、などということをアテにしてはいけないのだ。そんなことで国際戦に勝てるはずもない。山下も40歳でこの打ち回しは素晴らしいとしか言いようがない。やはり碁の申し子である。井山、まだ20代である。20代でのタイトル数にカウントされるのだ。序列一位を譲ることはあってはならない。張栩に続いて山下と、平成四天王の上位二名に譲ってはならない。それは歴史を巻き戻すことだ。踏ん張れ井山!


今日の雑感

こちら優勢だがポカ手を打ったのに相手がスルーして勝ち2局。反省の多い勝ちである。もう1局は相手がポカしてこちらが咎めたが、こちらもポカのお返しをして小差の負け。反省はともかく、ポカは咎めて小差の内容は充実感がある。級位者レベルのポカは咎めないと、棋譜的な意味で興醒めになってしまう。咎められるから痛感して繰り返さなくなるのである。

第1局

いよいよ昨日から始まった棋聖戦第1局。井山裕太に挑戦するのは山下敬吾。握って、黒番山下・白番井山。

8手目、これはなんだ。AI手とのことだが、まったく昔では考えられない。しかし管理人は打ったことがあるような気がする。もちろん手数が進んでからのことなので意味合いが全く異なるが…封じ手は強硬なオサエ。しかし黒はこんなに最小な生きでいいのだろうか。一方の白も生きていないからいいのか…黒が左辺をツメて囲った時の白の下辺のノゾキからの荒らしが圧巻。本当に必然なのか、最後は下辺の黒を取って白中押し勝ち。

井山、封じ手の長考はまた悪い癖が出たと思ったが、年末年始で休養して棋力横溢なのか。菫ちゃんに思わされるところがあったのか。思う存分に打ち回しての快勝だ。山下、いつも言うが全国少年少女囲碁大会小学生の部の最年少学年優勝記録保持者の二人、どこまで行っても挑戦者で井山の立ち直りの踏み台になる運命か…丈和に対する幻庵か。それもまた囲碁史に名を刻む所以か…


今日の雑感

仲邑菫さんが10歳0ヶ月でプロ入りすると。そもそも囲碁のニュースを大々的に放送してくれるだけで有り難いことです。最年少プロ入りも素晴らしい。ただ、英才特別採用推薦棋士枠ということで、この枠自体は肯定的に評価しますが、記録としては同列に比べるものではないでしょう。はっきり言って、日本棋院の通常枠(入段試験)より関西棋院のほうが下、それより女流枠のほうが下。今回の枠はそれより下の「期待枠」とでも言うべきものでしょう。とは言っても、プロになれば同列で戦うわけで、結果で証明すればよいのです。日本棋院の通常枠での最年少記録はチクン、それに次ぐのが林海峯と井山裕太です。この3人はまさに結果で証明しています。



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