第1局

いよいよ始まった碁聖戦第1局、井山裕太碁聖に挑戦するのは許家元。握って、黒番井山・白番許。

左上隅34までのワカレは右の白が若干心細いように感じるが、38のオサエが利くならそうでもない。右上隅の43-45は強手。57まで白の壁に向かって生きたのは感触が良くないぞ。58の急所ツケを食らって66と生きて、ここで67と左辺を打って70と右辺を攻められたのはどうだったか。結局85と右下隅を固く守って86-88と利かされて、90と中央の天王山に打たれた。92に手を抜いて93と一杯に詰めたのは劣勢意識ではなかったか。105-107と右辺を攻めても白は粘っこい形である。120に121と受けたのが無理を承知の頑張りか。本来なら中央を手厚くマゲておくところだろう。122からはカラミ攻めがツボに嵌った許劇場。149とコウに持ち込んだのは流石だが、163という酷いコウダテを打たされて169-171のフリカワリでは勝負あった。中央を195-197とこれは打たざるを得ない大き過ぎるが、そうすると200と下辺は破られるというわけだ。226手完、白中押し勝ち。

許、絶対王者の井山に対して素晴らしい完勝。そもそも許は入段当初から強い強いトップクラスと言われ続けてはやウン年。20歳の初挑戦も伊田と違って「満を持して」「ついに来たポスト井山の大本命」という感じだ。これは許の3タテも十分に有り得る。井山、小四冠は後進に譲ってもいいのだが、それは井山の心が折れない限りでは。勝負師は割り切ることも大切である。井山、二十代最後の歳はこれからの棋士人生のために「選択と集中」が必要なのではなかろうか…


第4局

昨日から本日にかけて打たれた本因坊戦第4局、黒番井山・白番山下。
なんだろうこの碁は…初日明らかに井山の趣向倒れで白優勢だったはず。二日目も白優勢で井山投了間近かと思っていたら、アレヨアレヨという間に白の大石が死んで山下投了。
井山、剛腕にも限度があるぞ。高尾山や村川や一力のみならず山下にも無理矢理逆転かよ。素直に寄り切りで勝つわけにはいかんのか。布石の勉強が必要だ。あと、いいかげん趣向は卒業しろや…次局で決めろよ!

第3局

昨日から本日にかけて打たれた本因坊戦第3局、黒番山下・白番文裕。

19は低位で驚き。56が驚愕の一手、形も悪ければ筋も悪い。まるで15級が打つ手だ。封じ手はキリではなく61のツケ。92も気合のアテ。しかし114の時点で黒良しではないか。白は失敗したのではないか…116に打つ余裕があるのか?しかし戦いの最中に143が驚きで、これは地だけの手でソッポではないのか?156と分断されて中央黒のシノギ勝負ということだろうが…215と種石を取って生きては黒勝ちなのかと思いきや、216から右上隅が…と思っていたら231とまたソッポの地だけの手。つまり地合は白が良かったのか…244手完、白中押し勝ち。

井山、国際戦ではあっさり負けるのに、国内戦ではどうしてここまで強いのか。ていうか、趣味の碁を打ってるでしょ。ねじり合いを楽しんでるでしょ…とにかく第1局を半目負けした後の4タテは必須ということでお願いしますよ。


第2局

昨日から本日にかけて打たれた本因坊戦第2局、黒番文裕・白番山下。
この碁は文裕の剛腕炸裂。下辺の黒が左辺そして上辺へなだれ込んでは黒打ち易いだろう。最後は大石をアタリにしたところで白投了、黒中押し勝ち。
井山、エンジンがかかってきた。これは3度目の「第1局を半目負けしてからの4連勝」が見られるか?しかし山下も只者ではない。囲碁の申し子同士の戦いはますます面白くなってきた。

許家元が碁聖戦の挑戦者に!

本日打たれた碁聖戦挑戦者決定トーナメント決勝戦、本木vs許は、許の中押し勝ち。井山裕太碁聖への挑戦者は許家元と決まった。許は一力と同学年の20歳であり、一力と同等以上に強く、若くして公式七大タイトル以外では実績を挙げているものの、なぜか公式七大タイトルでは挑戦者になったことがなかった。それがようやくである。それにしても大三冠と小四冠では大三冠のほうが挑戦者の年齢が高めになるようだ。持ち時間が長いほど年長者に有利なのか。井山もどんどん若手から挑戦を受けるようになり、大変である。張ウは29歳で五冠王のキャリアハイだったが、井山はもうすぐ29歳でもう大ベテランな感じである。管理人は常々思うに、井山はもう国内は大三冠以外は捨てていい、むしろ捨てるべきだし、小四冠は歳下に譲ってよい。逆に、井山は歳上にタイトルを奪われてはいけない。その意味でも、今は本因坊戦に全力を集中する時である。まあそうは言ってももう数年は歳下も一蹴して大横綱の貫録を示してほしいのだが。


第1局

いよいよ昨日から始まった本因坊戦、本因坊文裕に挑戦するのは山下敬吾。握って、黒番山下・白番井山。

18の生ノゾキ?は衝撃。でも19でツガないなら良い手なのか…理解不能。29のアテを無視して30とアテたのも凄い。これで打てるという自信だ。封じ手の51は管理人でも当てられた。85に86がまた強気だ。97まで押され気味に思えるのだが…114が第二のポン抜き。これで黒の大石が危機かと思いきや、120の第三のポン抜きで手を打った。124で優勢ということだろうが、井山らしくないように思える。133に慌ててアテないのがプロ。146がどうだったのか。こんなに険しい手を打つ必要があったのだろうか。147が機敏。162とまたカケツいで170まで進出したものの、右辺を黒に荒されたのが大きいだろう。そして171が剛手。上辺を先手で生きて右辺も179と生還しては黒が一歩抜きんでたか。白も180から手を付けていくが、195まで黒は生きた。196-197は見合いのようなものか。201が手止まりの両先手。ここを白が打つ機会が無かったのだろうか…256手完、黒半目勝ち。

井山、タイトル戦連勝記録は17で停止。やはり山下は只者ではなかった。しかし、七番勝負の初戦を半目負けは井山にとって吉例である。20歳で初タイトルの名人、二度目の七冠で国民栄誉賞の名人、いずれもそうだ。ここのところ国際戦で負けが込んで調子を落としている井山だが、これで心機一転、巻き返してほしい。


芝野虎丸が柯潔に勝利

昨日の日中竜星戦で芝野虎丸が柯潔に勝った模様。柯潔は最近落ち目とはいえ世界2位くらいの実力はある(どこが落ち目やねん!)。やはり井山の次は虎丸だったか。同年齢時の井山よりはっきり強いだろう。しかも虎丸はAI時代に入ってから強くなっているので半分くらいはAI世代である。なお、今14歳前後が4分の3くらいAI世代で、今10歳以下が完全なるAI世代だろう。10年後には「AIでしか修行していません」というプロ棋士が出てくるだろう。この完全AI世代の棋士が楽しみだ。その頃は井山はさすがに全盛期を過ぎているだろうが、虎丸が全盛期で七冠制覇しているかもシレン。

振り返るに、村川は井山と小四冠で何回か戦い1回タイトルを奪った。伊田は井山と大三冠と小四冠で2回戦って1局ずつ計2局勝っただけ。本木は井山と大三冠で1回戦って1局も勝てず。余は井山と小四冠で2回戦って1局勝っただけ。一力は井山と大三冠と小四冠で都合4回戦って1局勝っただけ。許はまだ戦うことすらできていない。こいつら6人をゴボウ抜きして虎丸が出てきてほしい。虎丸は「囲碁以外は全て捨てた」のではなく、ごく自然に「え?囲碁以外に何かあるの??」という感じが良い。井山の次の「天下人」は虎丸で決まりだ。


プロとアマ

プロとアマは天地の差。アマの碁を並べたら、プロからすれば敗着ばかり。最後に敗着を打った方が負ける。

伊田っち…

昨日の本因坊リーグ残留決定第2戦で伊田が負けて、余の残留が決まったわね。
余は各リーグで初の残留、一方の伊田は開幕4連勝から5連敗でまさかの陥落…
どゆこと!?

14年前に小林光一が3連勝4連敗で陥落したが、3連勝の時点で「親子対決か!?」「泉美はどっちを応援する!?」と話題になったもんや。
それを大きく超える4連勝5連敗とはな…ある意味、奇跡的な星取やでこれは。

伊田は今24歳。20歳の時にいきなり本因坊戦で挑戦者になって大ブレイク。井山の大石をぶっ潰して1勝を挙げたわ。

そして立て続けに十段を奪取してNHK杯も初出場初優勝…井山より歳下の棋士で最初に「突出」したのよね。

だから伊田は非常に好きな棋士なんだけと…はっきり言って20歳の時より弱くなってない?

確かに4年前〜3年前の伊田の大活躍は凄かった。ただし冷静に見ると本因坊戦では井山はんに1勝しかできず、十段戦は小林覚が井山はんを倒してくれてその小林覚を倒してごっつぁん挑戦だったし、NHK杯も一力が井山はんを倒してくれてその一力を倒してごっつぁん優勝だったし…

それに、ゴシップとしてはついこの前に9歳も上のまんいもと結婚してこれでは、男としてどうなん?ということになるわな。

まあ井山から1勝を挙げるのがいかに難しいかは一力の10タコとかを見れば…ね。その点、伊田は本因坊戦と十段戦でカド番に追い詰められてから意地の1勝をきっちり挙げているんだから…

まだ24歳だから盛り返してほしいわな。このまま落ちて結城みたいに二十代後半で失速したら、本木や余や一力や許や虎丸に置いていかれるで。

実は管理人のリーグ予想も伊田は陥落だったんだけどねw


Sリーグ開幕前日

お久しぶり。いよいよ明日、棋聖Sリーグが開幕するわね。今期のメンバーは…
1.一力遼、2.山下敬吾、3.張ウ、4.河野臨、5.高尾紳路、6.許家元
例によって、パラマストーナメント進出2名、その他残留2名、陥落2名、を予想するわよ。

ほんま、お久しぶりやで。前期は完璧に的中させたからな…連続で的中させられるか、プレッシャーやで。
今期はザコがおらんから予想は特に難しいが、結論から言えば…
進出:張・許、残留:山下・河野、陥落:一力・高尾

ほほう。で、その心は?

進出は、張は名人リーグを見ても復活基調や。まだまだ老け込む歳やない。ここらで第二の全盛期が来てもおかしくないで。許はそもそもまだ1回も挑戦者になったことがないのがおかしいんや。前期の同い歳の一力挑戦を見て、この好機を逃すわけがないで。
残留は、山下は本因坊戦で挑戦者になって安定感は凄いが、もうすぐ40歳でそろそろ安定感でも残留ポジションやろ。まあ管理人は山下を過小評価、ていうか山下の年齢による衰えを過大評価?するから、今期も裏切ってくるかもしれんが…。河野はこの残留ポジションがしっくりくる。悪いがやっぱ天元三連覇で時間切れの棋士かもしれんな。
陥落は、一力は王座天元棋聖で井山に10タコ食らった精神的ダメージはさすがに大きい。最近は格下の平田に負けたりしとるしな。高尾山はSとAを行ったり来たりの気楽な?ポジションや。井山から2回タイトルを奪った唯一の棋士という勲章?を手に馬券を買うイメージな。

あまり理屈が無いようだけど…まあ、このメンツで2人が陥落するというのも考えてみれば凄いことだわ。

前期は2017.04.26に予想して2017.09.17に答え合わせをしたのよね。

勝てば官軍、当たれば名予想よ。

それ私のセリフだからw


井山裕太が十段を防衛

井山十段防衛キターーー!!!

村川に対して白番4目半勝ち。それにしても(井山の碁には珍しくないが)超巨大フリカワリ、黒優勢に見えたが…黒が勝つ道は無かったのだろうか。終盤の右辺は本当に必然だったのだろうか。

とにかく井山、国内無敵をまたまた実証。どこまで勝ちっ放しなのか興味深いが、この「少しだけ弱い」相手と打つのは勝てるから楽しいかもしれないが、国際戦を思うとかえって辛いだろう。とにかく井山より歳下の棋士は「強烈な努力」が必要である。本因坊戦でまたまた山下を挑戦者にするのでは、伊田とか本木とか芝野とか、本気で反省しなければならない。そして井山、国内で得るべきものは全て得て、やる気が失われないか心配である。考えてみれば張ウの全盛期が29歳の五冠王の頃で、井山は来月でその29歳なんだよな。恐ろしいことやで…


象徴的

DZG引退。米国のアルファ碁は全てを完璧に圧倒して神の領域に到達し目的を果たしたため次の段階に進むという前向きな引退、中国の絶芸は限りなく完璧に近くなりアルファ碁と比較される段階に至ってなお強化中。日本のDZGは辛うじて勝ち越した形で力尽きて引退。色々な事情があることはわかっていますが、「一葉落ちて天下の秋を知る」といいます。あらゆる分野の状況を象徴している感じがします。


山下敬吾が本因坊戦の挑戦者に

昨日打たれた本因坊リーグ最終一斉対局の結果、本因坊文裕への挑戦者は山下に決まった。黄が2位、伊田・余・芝野が残留決定戦、本木・羽根・小林が陥落である。管理人は2017.10.04の記事で本木挑戦と予想しており、その他を含め大ハズレである。山下、しぶとい。今年の9月6日で40歳になるというのに、まだ挑戦者になるとは。管理人は山下の底力を過小評価していた。40歳も近くなればさすがに衰えると思ったのだが…さすがに井山と並んで囲碁の申し子か。一方で伊田とか本木とか、情けない。こちらも管理人はその若い勢いを過大評価していた。それにしても黄は「これに勝ったら挑戦」に負け続け…そういう棋士で終わるのか…



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