今日の雑感
何度も書いたことだが、また書く。非弁提携弁護士に依頼したら「高かろう悪かろう」である。ペイしない。大損する。詐欺の被害金の回収は困難である。国際ロマンス詐欺は特に困難だが、それ以外の詐欺でも困難なのである。相手は詐欺師なのだ。そもそもどこの誰か、素性を隠している。その調査から始めなければならない。素性が判明しなければそれで終わりだ。判明したからといって素直に返金してくる詐欺師はいない。表向き真っ当なビジネスを標榜して素性を明かしているなら返金の可能性はあるが、そうでない場合に素直に返すかどうか、素人でも少し考えればわかるだろう。訴訟提起して勝訴しても回収できない。詐欺の案件で完全成功報酬制を謳う弁護士は、怪しい。本当に全案件で完全成功報酬制を正しく実行したら、弁護士の方がペイするとは思えないからだ。実費と称して実費ではない金を取るか、裁判費用として金を取るか。しかし、完全成功報酬制なら依頼者が弁護士に払う金は無いはずである。百歩譲って実費は取ってよいとしても、弁護士の収入になる金は、詐欺師から回収できなければ1円も無い。それが完全成功報酬制である。
- 2024.02.21 Wednesday
- 法曹界
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