関西棋院

関西棋院の坂井秀至七段が碁聖戦の挑戦者になりました。関西棋院ウェブサイトによると、平成元年(第14期)から今期(第35期)まで、22年間で関西棋院所属棋士が挑戦者になるのは8回目。Wikipediaによると、この間に七大タイトルの他の六棋戦で関西棋院所属棋士が挑戦者となったのは平成17年の結城聡の棋聖戦挑戦と平成19年の今村俊也の王座戦挑戦の2回だけですから、いかに碁聖戦に偏っているか一目瞭然です(それにしても結城聡の棋聖戦は惜しかった…本当に惜しかった…羽根直樹棋聖を3勝2敗まで追い詰めたのに…第6局と第7局は一生うなされるんじゃ…ヘボアマの管理人でも要所の好局を落としたらしばらくヘコむのに…)。

しかし、関西棋院ウェブサイトに麗々しく掲載されている碁聖戦の結果はというと、これまで5番勝負を7回も戦っていながら、「総合計で」3局しか勝ってないという…。果たして関西棋院は碁聖戦と相性が良いのか悪いのか。まあ、常識的に考えて、日本棋院とは厳然たる技量の差が存在するということでしょう。勝負の世界ですからね、結果は欺けません。ただ、昔と違って今は中韓が激強で、日本棋院と関西棋院の争いなど卑小なもの、「黒船が来襲しているのに薩長が争っている場合じゃない」のかもしれませんが、むしろ日本棋院の財政問題が…

ところで坂井は中学高校で管理人の1年後輩なのですが、彼は一応囲碁部に所属はしていたようですが来たことはありませんでした。まあ、小学生の頃から囲碁界では有名な人でしたから。確か囲碁雑誌の企画で小6で橋本宇太郎に3子で勝ってたような。ヒカルの碁を読めば、坂井を知っている人間は誰でも、塔矢アキラは坂井をモデルにしている所も多分にあると思うでしょう。小学生の頃からプロ級とか、進学校に通ったりとか…。管理人は坂井と互先で打ったことがあるんですよ。だから何なんだという話ですが、高校囲碁選手権の団体戦メンバーを決める部内リーグでね。本来シードでもいいのですが、一応決まりだからということで、しかも「置碁でもいいんだけど、一応決まりだから(^^;」ということで互先。部内リーグは当然のことながら互先総当りなので。勿論あっという間に負けましたが、これってヒカルの碁2巻の青木先輩と同じじゃん。それで団体戦のメンバーに入れなかったところまで全く同じ(えっ、ということは青木先輩のモデルは管理人とかw管理人は部長でしたけどねw)。でも含むところなんて管理人自身を含め誰にもありませんでしたよ。強い者が勝つ、勝った者がメンバーになるのは当然ですから。囲碁を打つ人は誰でも、強い人に対しては、それが自分より歳下だろうが関係なく、素直に尊敬の気持ちが起きるものです。まあ、翌年(管理人高3)の時はさらに1学年下の光永淳造(現在日本棋院六段)も加わって、今から思えば「ちょ、層が厚過ぎね?」って感じでしたがww

それはそうと、坂井は張にこれまで4局打って2勝2敗の全くの五分。昨年は結城があっさり0-3で敗退しましたので、その雪辱戦として頑張って欲しいところです。一方の張も名誉称号の資格を得られる初めての機会。山下の名誉称号資格は潰しましたが、自分がその立場になってどうでしょうか。坂井にとって七大タイトル初挑戦ですから、張のグランドスラムにも匹敵する大一番、いや、関西棋院所属棋士の七大タイトル獲得は昭和56年の橋本昌二の王座獲得まで遡るのですから、ある意味それ以上の大一番と言えるでしょう。


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