一力遼が王座戦の挑戦者に

本日、井山裕太王座への挑戦者を決めるトーナメントの決勝戦が打たれました。一力遼20歳vs芝野虎丸17歳。

公式七大タイトルの挑戦者決定戦の両対局者の合計年齢が37歳とは、史上最年少対決ではなかろうか。なにしろ、山下が38歳なのである。恐ろしいことだ。結果は黒番一力の1目半勝ち。芝野が勝ったら一力からすれば「俺だってまだ1回しか挑戦してないのに…井山さんの次は俺ってずっと言われ続けて、ここで2歳5ヶ月も若い芝野に並ばれ、まかり間違ったらタイトル奪取の先を越されては…」というところだった。一力はこれまで、ほぼ同年齢の許を除き、全て歳上の棋士と競争してきた。それが、タイトル奪取も実現していないのに、(くどいようだが)2歳5ヶ月も歳下の棋士と競争するハメになろうとは。それにしても今回の決勝戦、2年5ヶ月前のNHK杯の伊田vs一力を彷彿させる若さ。そして来たる31日には天元戦の挑戦者決定戦が、山下vs一力。しかも一力は棋聖戦Sリーグ1位通過を決めており年明けの棋聖戦挑戦者に最も優位にある。あれも一力、これも一力。ちょうど8〜9年くらい前の井山を彷彿させる。第一人者の張ウに対して、井山が「あちこち」に出てきた。「もう井山がNo.2なんじゃねーの?」という状況だった。今、「もう一力がNo.2なんじゃねーの?」という状況である。大きな違いは、一力には、伊田とか余とか本木とか許とか、少しだけ歳上〜同年代の好敵手が大勢いることだ。それに加えて芝野という少しだけ歳下の好敵手も出てきた。

「面白くなってきた」というところである。不思議なもので、まだ28歳の井山がロートル、と言ったら言い過ぎだろうが、キャリアハイでありピークであり「後は落ちるだけ」のような、そんな空気も出てきた。井山、これまでにない趣旨での踏ん張りどころである。No.2の一力と、年末年始で17番勝負になるかもしれないのだ。一つでも獲られたら井山時代の終焉かもしれない。特に棋聖は死守しなければならない。井山は世界一になるまでは大三冠は、少なくとも歳下に奪われてはいけないのだ。


コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>

profile

links

categories

recent comment

archives

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM