第1局/一力遼が天元戦も挑戦者に!

いよいよ始まった名人戦第1局、握って、黒番井山・白番高尾。

布石の左上隅と左下隅の定石は、この組合せでは白有利と考えるのが通常の感覚では…井山、昨年の名人戦第7局で敢えて不利な布石を打った悪い癖がまだ消えないのか。右下隅を捨てて中央から左辺の大模様をまとめた高尾の大局観が素晴らしい。井山の七冠復帰なるか大注目の決戦だが、なんと高尾が半目勝ち。最後の半コウを黒がツイでなので、いわゆる「厚い半目」だろう。井山がヨセで追い上げたように思うので、流れとしては白の完勝。今の井山にこのように完勝できるとは…高尾恐るべし。井山はアルファ碁を相手にしているように感じたかもしれない。半目までは敢えて追い上げさせる、まさにアルファ碁流だ。管理人も以前、井山を除けば世界最強の可能性があるのは高尾だけ、という「ような」ことを書いたように記憶している。

方や天元戦挑戦者決定戦、山下敬吾vs一力遼は、序盤で白番山下の剛腕炸裂で黒番一力の石を半分取ったところでは明らかに山下優勢だったと思うのだが、一力が粘り強く打ち回して、終わってみれば黒4目半勝ち。一力、強い、その強さは「負けにくい強さ」であり本物だ。これで井山との年末十番勝負は決定、年明けの棋聖戦を含めて十七番勝負の可能性が大きくなってきた。もう「No.1の井山とNo.2の一力、この二人だけでいいよ」という状況である。

今日、井山は負け、一力は勝った。この象徴的意味合いは小さくない。今日がまさに「分岐点」「分水嶺」だったかもしれないのだ。いよいよ一力の時代がやってくるのか…?


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