事実認定

管理人は町田簡裁で司法委員をやっています。簡裁は140万円以下の金銭の請求に関する事件だけ係属しますので、交通事故の物損の争いは、典型的な簡裁案件の一つです。事故態様の事実認定において、当事者の主張(記憶)ではこうだったと言われても、写真等の証拠からそれが伺われなければ、それは事実として認定されません。神様の目から見れば当事者の主張が事実であっても、です。裁判とはそういうものであり、証拠が無ければ事実として認定されないのは仕方ないということを、文明人は理解し受け入れる必要があります。これはお互い様ですから…


コメント
『裁判は、正しい者が勝つのではなく、証拠のある者が勝つ』と読んだ覚えがあるのを思い出しました。法的に堀を固めてしまわれると、真っ向からは訴える法的根拠さえないという状況になります。理不尽さ、不条理さは如何ともし難いものがあります。法律の性格というのか、法律の限界というのかわかりませんが、、、市井の人間には、法律は冷たいという感覚を持つことが非常に多いと思います。
  • N.Yamamoto
  • 2018/10/26 1:23 AM
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

profile

links

categories

recent comment

archives

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM