昨日の雑感

昨日の自治体等法務研究部勉強会は、公共工事請負契約の解除に伴う損害賠償請求事件(大阪市・大阪地判H31.3.7)及び鳴門市競艇従業員共済会への補助金違法支出損害賠償等請求事件(鳴門市・最判R1.10.17)の2件で、前者は管理人が担当でした。この事件は、大阪市が堤防補修工事を入札にかけて落札した業者が調査したら危険だということで工事を一時中止して再開しないのに対して市が請負契約を債務不履行解除したので業者が損害賠償請求訴訟を提起したというもの。判決認定事実によれば客観的事実としては市が求めた工事内容(設計図)では危険だったようで、そうであれば着工しないのが債務不履行になるわけがなく、解除は無効。そこだけ見れば業者が勝ったのですが、なんと過失相殺4割。5割超過だと実質的には業者が悪かったことに鑑みれば、負けに近い辛勝と言えます。本件は法的問題というより事実認定であり、3ヶ月にわたる市と業者の協議において業者はほぼ工事金額のことしか言わなかったと。それが決裂して市が(契約上決定権があるので)金額を決めて着工を求めたら、急に「危険だからできない」と言い出した。そのために市が誤解したということ。早い段階で弁護士に相談していれば、こういう結果は回避できたのではないかと思います。なお後者は違法は違法として責任を負うが、長年やってきたので議会が免除したという話。


コメント
コメントする








   

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>

profile

links

categories

recent comment

archives

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM