近時の雑感

安倍が説明責任を果たさないとか、そういう批判自体は良いとしても、それだけなら中学生でも言えるレベルなんですよね。「うん、確かに安倍は説明責任を果たしてないね。それで?」の先を国民は聞きたいのです。今の政治家が言うべきことは、コロナ禍において国家がどのように進むべきかという「聞いたことのない話」です。これはGoToをやめろといった消極的なことではありません。マスクをしましょうといったコロナ対策自体でもありません。日本中はおろか世界中のどの政治家も言ってない、言ったことがない話をすべきなのです。真に創造的な話です。それはコロナ前の「常識」「正義」に反する内容です。コロナで人類の歴史にパラダイムシフトが起きたのです。

まず航空産業は必然的に国有(国営)になるでしょう。民間企業では維持できません。一般人は国境を越えての移動は「しない」ことが原則となります。外国人観光客向けのビジネスは終わりです。ライブハウスといった三密を避けられない業態も終わりです。終わった産業に税金を投入するのは無駄金なのでしません。失業した単純労働者が大量に発生しています。この人たちを救うのが政治です。資本家など後回しでよいのです。単純労働者には単純労働をあてがいます。具体的には農業漁業林業といった第一次産業や工場労働者です(労働力が余っているのだから、機械化する必要はありません)。国が直接行なってもいいし、民間が行うならその賃金を国が補助・助成します。外国からの輸入品に市場で勝てないよ、というのはコロナ前の常識です。例えば食料とか、外国が「飢餓輸出」するわけがありません(そんなことをするのは中共くらいでしょう)。コロナという全世界的異常事態に、関税だとか自由貿易だとか、そんなコロナ前の正義は無視します。それだと国際的に軋轢が生じるとか自由貿易の枠組みから除外されるとか、そんなコロナ前の常識・正義は関係ありません。なぜなら、どの国もそうすべきなのですから。そうすべきでないと考えるのはグローバル資本だけです。どの国も、基本的には自国のみで「生きていける」ように自立します。貿易は「余力」で行うものとなります。これが本来、国家のあるべき姿なのです。「借金漬け」で債権国の言いなりなら、それは奴隷的な国家です。国家間の連帯は、コロナ前と比べて、経済的な面では薄くなり、軍事的な面では厚くなります。


コロナ禍を機に

多くの人にとって「コロナ禍を機にやめる」という物事は結構あると思います。電車やバスで長距離を移動することや、大勢で集まることについては、生活に必要でなければやめる、という選択が合理的になります。それでいいのです。コロナを前提とした社会に、パラダイムシフトが起きます。人類社会で最も重要なことは、他国への移動が激減することです。正確には「貧乏人が」他国へ移動するのが激減することが重要なのです。これはもちろん出稼ぎ労働者を指しています。国境を越える出稼ぎ労働者は、実質的には奴隷であることが多いものです。出稼ぎ自体は純理論的には奴隷制度ではありませんが、資本に組み込まれる結果、搾取の構造になります。理屈ではなく現実です。日本でいえば管理人が繰り返し書いている技能実習生です。農家が「外国人技能実習生が来ないから作業ができない」とぬかします。コロナで職を失った単純労働者の日本人が大勢います。なぜ日本人を雇わないのでしょう。日本人は最低賃金を請求するからです。最低賃金は人が健康で文化的な最低限度の生活をするために必要です。健康でもなく文化的でもない生活をするなら不要でしょうが。市場の競争に勝てないというなら、まさに正直者がバカを見る状況なのです。外国人技能実習生を使っている農家自身が食うや食わずのカツカツの生活をしているなら同情の余地があります。しかし現実はそうではありません。政治は理屈ではなく現実に基づかねばなりません。理屈と膏薬はどこにでも引っ付く。奴隷制度だってかつては理論的に正当化されていたのです。オツベルと象は今でも意義を失っていないばかりか、意義を増しています。コロナ禍を機に奴隷制度が無くなったら、まさに「災い転じて福となす」で素晴らしいことです。


第2局

本日打たれた碁聖戦第2局、黒番一力・白番羽根。

この碁は、序盤は一力がまあまあだったと思うが、中盤から一力が後退して、右辺白が先手生きの時点でオワでしょ。ところが大寄せの右上でなぜか羽根が間違えて、その後右辺上の黒をシノギきったことで黒中押し勝ち。

一力、こんな勝ち方ではダメだ…と言いたいところだが、碁打ちにとって勝利こそが唯一の活力源である。「持ってる」棋士は相手が勝手に転んで間違えるので負け碁も勝つ。そう芝野のことだ。今局で一力にもそれがあることが明らかになった。もう3-0奪取しかない。「井山+令和三羽烏」の4人以外はタイトルを持つことが許されない時代なんだよ!


8周年

8年前の今日はDQ10が発売された日。当時はWiiのみでしたねえ…オーガキッズという言葉も生まれました。当時12歳の小学生で始めた人もいたでしょう。その人は今20歳の成人です。MMORPGでは起きることとはいえ、長い年月同じゲームが続くことです。DQ10が特に凄いのは、維持費が高い(と推測される)こと。管理人がいつも言っている「世界は一つ」のメガサーバー。DQ10以外の全てのMMORPGは、世界が複数あるのです。同じゲームでも違う世界に所属したら、一緒に遊べないのです。世界中のMMORPGの中でDQ10だけ、たとえ100万人でも全員同じ世界に存在していて、一緒に遊ぶことが出来るのです。こういうサーバーが安価に用意できるなら、どの会社もやっています。ゲームデザインとしても「プレイヤーの全員が人間であり、かつ、人間でない」というのが本当に上手い。ver.1で5種族の5大陸から始まったのが、ver.2で人間の大陸に空間が広がり、ver.3で竜族の世界に次元が広がり、ver.4で過去と未来に時間が広がり、ver.5でついに魔界というDQナンバリングのストーリー終盤の定番へ。しかもなんとプレイヤーが大○○になるという衝撃の展開まで来ています。思えばDQ11はプレイヤーが勇者として大○○を倒すというDQの本道を集大成させました。DQ10はそれに対するアンチテーゼなのか…年季の入ったDQファンからすればこの先どうなるのかどうしても気になる、さすが堀井雄二です。ストーリー以外の遊び要素としても、カジノ・コロシアム・強敵・ハウジング・ドレスアップ・バトエン・大富豪…と盛り沢山です。別に全部やる必要は全くないのであって、自分が楽しい面白いと感じることだけやればいい。キャラクターの成長システムもシンプルイズベストな形に整理整頓されたので、やりたくない職業のレベルを上げる必要は無くなりました。何度消費税率が上げられても、30日1,000円(90日2,900円)は変わりません。スマホガチャゲーのような搾取は無い良心的運営です。コロナで自宅で過ごす時間が増えて持て余す日本人に最も向いているゲームと言えるでしょう(ただし「あつ森」を除き、かもしれませんが…)。


利他社会

コロナ感染を防ぐのに有効な対策は、最も重要なのがマスク、次に重要なのが顔を触らないこと、最後に重要なのが三密を避けること。数日前のTV番組で医師?が言っていたのは管理人もそのとおりだろうと思いました。このうち2番目に重要な顔を触らないというのは、家の外では様々な状況でコロナウイルスが付着した物を触ってしまう可能性があるところ、帰宅したらまず手指を石鹸でしっかり洗うとして、家の外で顔(目鼻口)を触ったら指から粘膜を通じてコロナウイルスが体内に入って感染してしまうので、それを防ぐということ。3番目に重要な三密を避けるのは言わずもがな。この2つの対策は自分がコロナに感染するのを自分の努力で防ぐことです。これらに対して1番目に重要なマスクは、自分への感染を防ぐ効果は基本的にありません。他人に感染させない効果があり、その効果が大きいから、最も重要なのです。つまり2番目3番目は自分のため、利己的な行動なのに対し、1番目は他人のため、利他的な行動なのです。しかも2番目3番目は不作為なのに対し、1番目は作為です。梅雨が明けて暑い状況でマスクをするのは本当に暑くて不快で大汗をかきます。そして自分には何の得もない。それを皆が行う社会が、コロナに強い社会なのです。

ELN

昨夜のELN定例会はZoomウェビナーにて「エンタメ紛争における知財調停の利用」と題し、東京地裁民事40部の佐藤部総括によるご講演。昨年10月1日から新たに運用開始された知財調停は「柔軟性、迅速性、専門性、非公開」を特徴とします。労働審判に似ていると思います。これまでの利用状況は主に著作権がらみで想定どおり。この手続は著作権者として求める内容が明確に定まっていなくても利用可能(「適切なライセンス料を払え」とか)であり、さらには「揉めてるから(どういう結論が良いかわからないので)適切な落としどころを教えて」くらいでも使えるように管理人としては理解しました。訴訟よりハードルが低い(貼用印紙代も安い)ですよ、というものの企業からすればそんなに気軽に使えるものでもないとは思いますが。個人が気軽に使うのはありかもしれません。


清浄の地

昨日、「清浄の地」岩手県で初めてコロナ感染者が出たと発表されました。4/10に鳥取県で出てから、なんと110日後。よくもまあこんなに粘ったものです。全国の新規感染者数も1,000人超え、これもどんどん増えるでしょう。GoToなんちゃらは政府が行うということはそれを強力に求める勢力(=主権者)がいるということ。世界中で「老人vs若者」の対立構造が先鋭化しています(日本政府は若者寄りと評価できるでしょう)。管理人などはその中間の年齢ですから微妙な気持ちですが、老人はコロナに罹ったら死ぬ危険が大きい一方でそれなりの貯蓄や年金もあるし体も弱ってあまり動きたくない。若者はコロナに罹っても軽症で終わる可能性が大きい一方で貯蓄は乏しく年金は納める側で体は元気で動き回りたい。世界中でコロナ対応の「市場原理・自由競争」が行われているのです。老人を見捨てた国が勝者となるのでしょうか?

ところで今朝の緊急地震速報は驚きましたねえ。電車内のみんなのスマホが一斉に「ギュイ!ギュイ!ギュイ!」と大音量で鳴りだしたのですから…でも電車は止まりませんでしたw


今日の雑感

「花の慶次」は実に男臭い漫画。週刊少年ジャンプの1990年13号〜1993年33号まで連載され、最初の1年ちょっとは管理人は高校生だったので(!?)特に強く印象に残っています。名言が多いですが、地味に心に残っているのが「意地をはり通す自由は…斬り殺される自由と背中あわせ…」というやつです。そんなことも知らなかったのかよ、というのは多くの読者が自戒を込めて思ったのではないでしょうか。


オンライン文化祭

母校で文化祭をオンラインで開催しているという記事が、朝日新聞の7/25(土)夕刊に(神戸版だけでなく関東でも)掲載されたとのこと。暗いと不平を言うよりも進んで明かりをつけるのに通じるものがあります。個人の力では如何ともし難い外部環境の激変には、可能な限り対応していくほかありません。その意思が湧いてこないなら精神が老いているということ。思うに「肉体スポーツ」は対応困難ですが、「頭脳スポーツ」は対応容易です。体育祭は無理でも文化祭ならなんとかなる。囲碁はネット対局でも棋戦はできます。勉強だって同じ。オールオアナッシングではなくベストエフォートを心掛ける者が優秀・有能なのです。


今日の感想

民事執行法の改正(213条1項5号)で今年4/1から新たに犯罪となった案件、もともと利用が少ない手続である上に裁判所がコロナで2ヶ月止まっていたので全国どの警察署でも取り扱い歴がなさそう。



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