ぎょうかく

本日の全国弁護士業務改革委員長会議、管理人は副委員長ですが出席しました(委員長以外も出席している様子)。弁護士会館17階にほぼ全国から担当者が集合する、かなり大規模な会議です。最近、管理人の事務所にもよく営業の電話がかかってきます。何の営業か。それは、弁護士検索ウェブサイト(インターネットサービス)に登録しませんか、というものです。この種のものは、ほぼ弁護士法72条違反、即ち違法です。管理人は、この種の営業は事務員段階でお断りしていますので…。インターネット時代には、どのような業種でも、誇大広告をガンガンやった者勝ち、となっているでしょう。なおカリフォルニア州では弁護士会の認証を受けたものしか運営できない制度にして、日本なら違法になる仕組みでも手綱を取って?やっているとのこと。弁護士会は個人事業主の集合体に過ぎず、「会議は踊る、されど進まず」となるのは必然です。何事も長所と短所、利点と欠点があります。基本的には自由にさせて事後規制、という方向性しかないでしょう。あの種のウェブサイトには、本当に実力のある弁護士は登録しません。そういう人はそんな所で時間を費消して誇大広告をする必要はない。既に十分仕事があって忙しいですから。人は誰でも1日24時間しかありません。例えば、有名な弁護士をアテに相談しても、実際に担当するのは無名の若手。当然ですよね。有名な弁護士が、(失礼ながらたいした金額を支払わない)イチゲンさんの依頼を直々に処理することはない。有名な弁護士は、既に大きな案件で忙しいですので…

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スポーツPT

本日のスポーツPTでの話題に、海外のドーピング問題がありました。FIFAなどはしっかりやっているのだろうという漠然とした印象があった、という先生もいらっしゃいましたが…サッカーが先進だからといってドーピング対策が先進とは限りません。管理人はむしろ、海外勢はドーピングが多い、日本人は比較的ドーピングが少ない、という漠然とした印象を持っています。昔から、ベン・ジョンソンとかマーク・マグワイアとか、色々とニュースで聞いてますからね…日本人でも事案はあるのでしょうが…

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法曹囲碁大会

毎年恒例の法曹囲碁大会。参加者の平均年齢が1年に1歳近く上がる囲碁大会。第3局、やはり脳が疲れていたのだろう、中盤の入口で15級のようなポカをやっていきなり敗勢。団体戦なので投了するわけにもいかず打ち進めたら、相手が同じ場所で大ポカ。碁は後にポカをしたほうが負けるゲームなのです。

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倫理研修

2015/10/19に書いた記事の本番、倫理研修。管理人は二人の司会の一人として前半を担当しました。「違法行為阻止義務と守秘義務、受任時の説明、報酬、職務上請求」について。弁護士は、依頼者である会社の内部の担当者から、会社が違法行為をしていることを相談された場合、それが違法であると説明し、やめるよう助言する。ここまでは当然として、それでも会社がやめない場合、担当者の上司、法務部長、担当取締役、代表取締役と、どこまでも上級に進言する義務があるか?代表取締役に進言してもやめない場合、外部の当局に通告する義務があるか?弁護士の守秘義務は弁護士業務の根本であり、あだや疎かにはできません。弁護士は職務上、違法行為をしている旨の相談(相談者が違法行為と認識していない場合を含む)を受けることはままあります。しかし、違法だから即通報、では誰も弁護士に相談しなくなるでしょう。それは社会にとって良いことか。

弁護士倫理の研修に使われる設例は、直ちに一義的に「正解」が出るものではなく、実務の中でケースバイケースで最善を追求する、それを議論する素材なのです。

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過剰処方

司馬遼太郎の「花神」で描かれる村田蔵六は、故郷で医者をした際、患者になかなか薬(葛根湯)を出さない。従って薬代もとらないが、患者は不満を言う。蔵六の父親(医者)も、効こうが効くまいが葛根湯を出すべきという。

現代は逆に過剰処方が問題となっているでしょうが、国民皆保険のおかげで患者の金銭的負担は小さい。保険のおかげで「過剰処方が起きやすい」と言えるでしょうが、仮に保険が無くても医師なら薬の必要性を患者に信じさせることは容易でしょう。弁護士業界はどうか。「保険の無い医療業界での過剰処方」をしている弁護士が、むしろ優秀な弁護士として持て囃されているのではないか…

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正解がない

弁護士倫理の研修の世話人(30ある少人数の組の司会役に過ぎませんが…)の打合せ会に出席。弁護士の倫理研修は5年おきに出席義務があります。全員共通問題は「違法行為阻止義務と守秘義務、受任時の説明、報酬、職務上請求」と盛りだくさん。正解を答えることが目的じゃない、ていうか、そもそも正解がない問題も多い。大人の世界の問題はこういうものなんだよなあ…

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今日の雑感

どんな職能団体でもロビー活動はするものです。だいたい、企業献金はロビー活動そのものでしょう。ロビー活動をしない団体は、ロビー活動をする「隣接団体」に負けて衰退します。それは水が高い所から低い所に流れるようなもので、是非善悪を超えた物理的必然。


強制加入団体としての公平公正な意見表明

幕張で同期と会食。業界内のことを諸々話し合う。一つ、強制加入団体なのに特定の方向性の意見を表明する件について管理人の考え。意見表明の手続自体は変えなくていい。ただ、会員にその意見に対するアンケート調査をして、賛成反対の割合を表で出す。さらに、賛成にせよ反対にせよ、名前を出したい者の名前を出す。この、アンケート表と名前の一覧を、表明意見に付記する。これだけで、公平公正な意見表明となるのである。

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東弁夏期合同研究

本日の東弁夏期合同研究の第10分科会「改正民法の要点に迫る━逐条解説(その2)」はなかなか興味深い内容でした。個別の論点については、錯誤・法定利率・相殺。契約書作成時のチェック事項としては、売買・請負・賃貸借・消費貸借。錯誤や相殺は基本的には判例を条文化する流れですが、法定利率は、現在、民事が年5%で商事が年6%なのを、商事を廃止して一本化し、利率を変動させる。初年度は年3%とする。いやはやバブルの絶頂期は金融機関に預けているだけで年8%とかもあった模様。それが現在、5%でも現実より高すぎる。消費貸借の上限利率も利息制限法に一本化されましたし。高利貸しなんて自由競争させたらひどい社会になるのは理屈ではなく人類の経験則です。経験則、これが大切。経験則を否定して理屈を言うヤツに善人はいません。

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今日の雑感

紆余曲折の末に開催された、東弁囲碁将棋祭り。碁を打つ弁護士がこんなにいたとは…。やはり、元院級と知りませんでは広がりがありません。人が10人集まれば5人は10級以上という状況が望ましい。10級でも十分に楽しく打てますよ? -----

包括外部監査人

本日の日弁連主催「2015年度 包括外部監査人研修」は、講師が小林先生、清水教授、芦沢氏。同業者として小林先生の講義が特に興味深い。 包括外部監査の資格要件は、弁護士/公認会計士/監査等の行政事務従事者で監査実務精通者/税理士、だが公認会計士が多く弁護士は少ない。しかし弁護士がもっと増えるべきという。公認会計士ではどうしても財務的な観点からの監査となりがちである。財務諸表監査は財務諸表の適正表示について合理的な程度の保証をすることだが、包括外部監査(の方針)は不正又は非違の摘発を旨とする点にあるのではなく行政の適法性或いは妥当性の保障にあるというべきである。その他云々。講師の経験談としても、例えば運動会用にビールの領収証があったがビールが適切なのか問題であると思って調べたら当日が雨で運動会自体が行われていなかったとか。やれやれ… -----

弁護士の業務広告

どの業界でも、業界人にとって「紺屋の白袴」「医者の不養生」「河童の川流れ」「弘法も筆の誤り」…うーん、微妙に意味が違いますが、とにかく「業界人だからこそイイカゲンにしている」というものがあるでしょう。
例えば、あの漫画「美味しんぼ」の初期に、アメリカ人がアメリカで学んだ作り方で作った豆腐のほうが、日本で日本の会社が作っている豆腐より、よほど「本物の豆腐」だというような。
弁護士業界にもそれはあるわけで、一般の方に最も目につくのは、もちろん広告です。管理人は弁護士登録以来一貫して、日本最大の弁護士会である東京弁護士会の、弁護士広告を扱う部門(弁護士業務改革委員会の広告部会)に所属し、実質的にも中心的に活動を続けていますので、弁護士の広告については、その問題点及び「問題ある広告の背後にある、その事務所の実態」がよくわかるのです。

非弁問題

定期的に開かれる東京三会で非弁問題への対策を協議する会合に出席していますが、この非弁問題は、一般の方には見分けるのは至難ですし、被害が発生してからでは遅い問題でもあります。弁護士でない者(弁護士以外の資格保持者を含む)による行為、そして(残念ながら)弁護士による行為、両方あります。この問題は資格制度の本質に関わるものです。「自分の」業界では資格を肯定し、「自分以外の」業界では資格を否定するような、ダブルスタンダードは最も卑劣でしょう。「自分が資格不要と考えるからこの業務は資格不要である」というのも同様。法治国家というものを根本から否定しています。 -----


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