井山裕太が柯潔を破って決勝進出!

井山勝った!コミ6目半とはいえ柯潔の白番を撃破!!

それにしてもこの碁、序盤から中盤にかけては明らかに井山劣勢だったと思うが…柯潔を相手に逆転できるのは凄い。そして柯潔のクソ粘り、あの紛らわし過ぎる勝負手の連続また連続、これ確かに井山以外の日本棋士は絶対に受け切れんわ。

決勝は来年2月、相手は中国の謝ジゴウ。こいつは柯潔より歳下で、しかも13歳かそこらの時に山下を破ったやつじゃねーか…山下や高尾や羽根はこういうところがダメなのだ。とにかく、勝ち碁をクソ粘りに逆転されるのをやめろ。それは勝負師として恥ずかしいことだ。トップ棋士どうしなら棋力に極端な差はない。トップ棋士なら世界の誰と打っても打ち分け以上でなければならない。負け碁は普通に負けて、勝ち碁はクソ粘りに逆転されるのでは、勝つ碁がないではないか。今日、井山は柯潔の世界最強のクソ粘りを受け切った。本当に素晴らしい。優勝頼むで!!!


準々決勝

本日打たれたLG杯準々決勝、井山は中国の楊ナントカに中押し勝ち。ナントカであっても日本ならタイトルホルダー級、いや井山以上かもというのが嫌になってしまうのだが…。そして明後日の準決勝で、ついに世界No.1の柯潔と当たることが決まった。ここは井山、王座戦や天元戦や棋聖戦のことを忘れてでも、全力で勝つんだ!!


一力遼が棋聖戦も挑戦者に!!!

昨日打たれた棋聖戦パラマストーナメント決勝変則三番勝負第1局は、一力が山下に勝ち、井山棋聖への挑戦権を獲得した。これで一力は王座戦天元戦棋聖戦と、対井山17番勝負である。まさに日本のNo.1とNo.2が激突し、ここで現時点での差が明らかになるのである。一力は棋聖戦Sリーグ全勝でパラマスも初戦で決めて結果的にも全勝、文句なしの挑戦者である。一力からすれば山下などというロートルはもはや怖くない。今回も一力の時間攻めで山下が間違えたのかもしれないが、それも実力のうちである。同じ条件で戦っているのだから。時間攻めに弱いなら、張ウのように時間を残す戦い方をしなければならないのだ。

一力、ついに大三冠に登場である。これまで井山より若い棋士で大三冠に登場したのは伊田と本木だけ。これに一力が続くのは年齢的には順番であるが、一力は伊田や本木より高く評価されていたのだ。それに一力からすれば、山下はもちろん伊田や本木などより芝野虎丸のほうが怖い。下との戦いは死に物狂いになると倉田さんも言っている。もちろん、井山も山下より一力の方が怖いのだ。17番勝負は現在井山の3-0だが、まだ序盤である。特に棋聖は序列一位であり、これを歳下に獲られたら井山時代は終わるだろう。死に物狂いの戦いが展開されるのだ。これほどワクワクすることがあろうか!


今日の雑感

ここでこう打ったら勝っていた、という「こう打つ」手は、後から考えたら全然難しくない手なのです。それを実戦で打てるかどうかが実力。

第2局

本日打たれた天元戦第2局、黒番一力・白番井山。

この碁は4の三々が井山の意欲を感じさせる。どんな手でも打ってみるのだ。6のコスミもアルファ碁がケイマしか打たない今、度胸がいる手かもしれない。15-17と簡明定石を選んだのは気圧された感あり。25とアルファ碁流に技を飛ばしたが35とノビるのか。切らないならこの打ち方は何なのか。39が狙いか。なるほど47まで切り離しては黒が厚いように思える。54と井山も技を飛ばす。61と制されても62-64でよしとは明るい。アルファ碁を髣髴させる捨石作戦か。65と荒らしに行くが69でどうなのか評価が難しい。72と狙いの切りから74の急所だが77まで黒もそんなに困った感じがしないが…78と重厚な攻め、そして80と強烈なツケ。これは読みが入ってないと打てない。アマが真似するのは危険だ。84からカラミにして100まで中央のタケフの石を取っては白良しと思う。102と上辺の黒一団を攻める時点で白優勢だろう。108から右下もカラんできて132-134から巨大なコウ争い。黒も白も、あちこち大石が危ない。どう決着するのか見通しが大変ややこしいコウだ。144に145とは、これはコウ材ではないのか!?157と黒がコウを解消したが162まで下辺黒が全滅して、白中押し勝ち。

井山、この碁は終始一力を圧倒したように見える。会心の打ち回しだろう。一力とて日本では井山以外には無双している強棋士である。井山は自分が20歳の時を思い出しているのだろう。あの時、日本最強の五冠王張ウを4-1で圧倒して名人を奪取した。そこから井山時代が始まったのだ。そういうことが、今度は自分に起きるかもしれない。それを阻止するぞという信念が感じられる。実に素晴らしい。一力よ、昨年は天元戦で1勝したよな。今年は十番勝負で2勝以上しないと、昨年より差が広がったことになるぞ!


ゼロの凄さ

アルファ碁ゼロの画期的な点は、自己学習のみということである。既存の棋譜を使っていないのだ。それで、世界最強棋士を圧倒するマスターを圧倒する、神の如き強さに達した。管理人も全棋譜を見たわけではないが、初手から4手目まではだいたい隅に打ち、その着点のほとんどが星、稀に小目である。それ以外、三々とか五の五とか目外しとか高目とか、そういった着手は無い。かつて梶原九段は「初手は星が最善」と力説したが、とにもかくにも従来の人間による棋理は概ね間違いではなかったということだ。

そして星への異常な━━従来の人間の感覚では━━早さでの三々入り。これがマスターより一層頻出するように思う。つまり、隅の着点は、三々という弱点があっても星が最善ということになる。もはや1年半前までの碁と今の碁は全く違うものになった。将棋界では昔の棋譜は役に立たないというが、囲碁界もそうなったのだ。我々はまさに革命の中に生きている。


第1局/アルファ碁ゼロ!

いよいよ始まった王座戦第1局、井山裕太王座に挑戦するのは一力遼。握って、黒番一力・白番井山。

この碁は何なのか。明らかに一力の素晴らしい打ち回しだった。昨年の天元戦の1勝した碁を髣髴させる。それが、最後は右上隅の黒地で白に大威張りで生きられて、白中押し勝ち…。上辺で黒が一間にトンだのが白の大石に利いてなかったということだろうか?…だとするとポカに近いのではないか…

井山、負け碁も無理矢理勝つ、これは昨年のタイトル戦18連勝の時の半目勝ち2局を髣髴させる凄さ。これで「十番勝負」に連勝した。素晴らしい。一力よ、これが頂点の責務なのだ。この高い壁を乗り越えてみろ。柯潔は同い歳なんだぞ!?

そして昨日から話題沸騰のアルファ碁ゼロ。なんという凄いものを生み出してしまったのかデミスハサビスは…まだ囲碁をやめたわけじゃなかったのか。本当に嬉しい。そしてレーティングからすれば柯潔が五子!?という神の領域。かつて本因坊秀和だったか、「四子置けば神とでも」と言ったとか。柯潔や井山が四子置いて負けるとか、およそ信じ難いのだが…指導碁でも四子と三子は大きく違う。隅が空くのだから。三子でプロと打てれば、アマとしては到達点としてよい。そこから先はセミプロの領域である。それほど四子というのは大きい。トッププロをそこまで凌駕するというのは、本当に信じ難い。棋譜を少し見たが…アルファ碁ゼロの最終版同士の棋譜が少ないように思うのだが…最終版が出た以上、昨年3月版とか今年4月版とか、そんなのもう興味ないから。最終版同士の棋譜をたくさん公開してくれ!お願いハサビスさん!!


井山裕太、再度の七冠!とてつもない大偉業!!

井山中押し勝ちキターーーーーーー!!!!!!!

この碁は井山が二日目にいきなり超大石を敢えて捨てて、それから終盤に右辺で高尾が生きて、それなのに井山が勝った!わけがわからん!!

それにしても、昨年高尾に負けて六冠に後退して、そこから六冠を全て防衛した上で名人も挑戦者になり、奪取した。信じ難いほどの難業である。素晴らしい!本当に素晴らしい!!「素晴らしい」という言葉はこの再度の七冠で言い尽くして、あとは「国際戦で優勝してくれ!!」しかない。もちろん、一力との十番勝負(十七番勝負になる可能性が大だが)も、まだまだ貫録を見せて圧倒してほしいところである。

いやほんと、これ、張ウも言ってたけど、井山だから普通に思えるけど、とてつもないことですよ!!!


第1局

いよいよ始まった天元戦第1局。井山裕太天元に挑戦するのは、一力遼。握って、黒番井山、白番一力。
この碁は凄まじい。両者とも、打ちも打ったり。井山が攻め、一力が凌ぐ。一力が攻め、井山が凌ぐ。右上隅のヨセコウを睨んで、損コウを連打。どこまで読み切りなのか…黒中押し勝ち。
井山一力十番勝負の初戦は、井山が勝った。しかし内容は互角だろう。体操界も似たような関係があるよね。絶対王者に対する新進気鋭の若手、それは次に体操界を背負って立つ者である…。囲碁界はおそらく十七番勝負になるだろう。その結果で今後の囲碁界の覇者が決まるのである。

本因坊リーグ予想

いよいよ明日から本因坊リーグが開幕する。メンツは、残留組が本木克弥・羽根直樹・山下敬吾・黄イソ、新規組が小林覚・伊田篤史・余正麒・芝野虎丸、である。前期の予想では陥落の4人を全員的中させたが、肝心の挑戦者を外してしまった。今期は前期より予想が難しい。前期の結城や三谷のような、陥落鉄板の棋士がいないからだ。つまりザコがいない豪華なメンツなのである。そして何より大注目なのが芝野。芝野の結果をどう予想するか、非常に悩ましい。前期は本木挑戦を当てていたら完璧だったのだが…悩んだ結果、今期の予想は以下のとおりである。

挑戦:本木

残留:羽根・黄・芝野

陥落:山下・小林・伊田・余

挑戦は本木の連続と予想する。かなり大胆だと思うが、本木はそれだけの力がある。当然ながら順位1位も大きい。その他残留は、羽根はもう衰え始めているが、逆に言えば本因坊リーグに集中してギリギリ残留と見た。順位2位だし。黄の井山への挑戦を見たいのだが、どうも黄は挑戦者になる器ではなかったという結果になりそうだ。それでも意地を見せて残留はすると思う。芝野、これは台風の目だが、初のリーグで挑戦するには19歳の時の井山レベルが必要だ。17歳でそれは厳しいが、残留するだけの力は当然ながらある。2位残留あたりか。陥落は、山下はだんだん挑戦できなくなってきており、そろそろ落ちていく時期であり、それが今期本因坊リーグということになる希ガス。覚はリーグ入りしただけで立派、半年以上を戦い続ける体力が無い。伊田はムラがあり過ぎる。管理人は伊田の本因坊挑戦から新しい時代が始まったと思っており伊田は若手の中では特に好きな棋士なのだが、これは当てにいっているのでな。余はリーグに残留したことが一度もない。実力的に不思議なことだが、それを克服するのは今回ではないと思う。


第4局

昨日から本日にかけて打たれた名人戦第4局、黒番高尾・白番井山。

この碁は下辺の白の構想が素晴らしい。ここをグイグイ押させて行って良いという判断だ。左下隅でコウにして渡った。その影響で黒が下辺右のコウをツイだのはいかにも辛い。封じ手の時点で、左辺白がどうなるかということあはるが、白の流れに見えた。封じ手後も井山は一間にトンだりせずに厳しくハネる。切られてアテていく形が悪いように思えたが…衝撃の104切りから106アテで107両アタリを強制したのは凄い。物凄い損を先にして、110で勝ちました、か…中央白を動き出して、厳しく上辺黒を攻める(おいおいポン抜いた大石が攻められるとは!?)。164手完、白中押し勝ち。

井山、あと1勝で七冠復帰。頼むで。それにしても、この勝ち方がなぜ国際戦でできないのか…井山も体が長碁に適合してきているのではないか。かつてチクンがそうだったように。そうこうしているうちに一力だけでなく芝野が出てくるぞ…


不惑の出発

「高尾紳路 不惑の出発」を買って読みました。オビは「10年ぶり名人就位 栄光と苦難の棋士人生」です。そこは「苦難と栄光」じゃないですかね…今は名人なんだから栄光でしょ、と思いましたが、とにかく内容は盛り沢山で面白いです。最初に昨年の名人戦から始まる。ていうか、今しか出せない、今を逃したら買う気になれない、ほんと旬が短い本だと思います。

以前も書きましたが、高尾というのは特異な棋士で、どんな棋士も歳下の強者に対しては、最初は勝っていて、そのうち勝てなくなっていくのです。棋力のピークは年齢に依存する以上、必然なのです。平成四天王の他の3人は、井山に対してそうなっているはずです。しかし高尾だけは違う。最初の16戦で1勝15敗って、有り得ません。そのまま勝てないなら有り得るんですが、そこから勝つようになっていくのですから…


第3局

昨日から本日にかけて打たれた名人戦第3局、黒番井山・白番高尾。
この碁は序盤でコウのフリカワリで左下隅で白がポンポンと凄いポン抜きができた。これは昨年の名人戦第7局を思い出す。嫌な感じだ。そしてさらに別のコウのところで初日終了した。2日目にコウを争って、色々あって上辺で白が生きて左上隅も白が生きた。しかし中央に巨大な黒模様が出現した。これをまとめるのもなかなか大変かと思ったが、最後もコウの連続で決めた。黒中押し勝ちである。
井山、最強手を連打する快勝。素晴らしい。あとは国際戦でこれを発揮してくれれば…


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