政策担当秘書

昨日午後6時半から、政策担当秘書に関する説明会が霞ヶ関の弁護士会館にて開かれました。民主党の鈴木寛参議院議員が説明者として出席し、その他にも元政策担当秘書の弁護士や現政策担当秘書の弁護士も出席して説明がなされました。鈴木議員は超多忙(当然ですが…特別国会開会日ですからね。むしろよく来られたなと)のため、最初の40分くらいで帰ってしまいましたが。

聞くほうの出席者は、当然ながら新62期の司法修習生(今年12月に弁護士登録となる)がほとんどでした。なんと200人を超える盛況で、別室を設けてビデオ中継(録画無し)をしたほどです。

説明や質疑応答によって政策担当秘書の仕事内容が具体的にわかったのは興味深かったです。政策立案に関することだけではなく、いわゆる秘書のする仕事を全般的に行うようですね。ただ、当然ながら議員が落選したら失職してしまいます。他の議員に雇ってもらえればいいのですが、例えば今回も、落選した自民党議員の政策担当秘書を初当選した民主党議員が雇うかというと、そういうことはしないようですし(だからこそ昨夜のような説明会が急遽開かれたわけですが)。


相続鎌倉時代

週刊東洋経済2009/9/19号で「困った相続」が特集されています。

今は戦後財産を築きあげた世代がお亡くなりになる頃。その相続で揉めた場合はまさに「骨肉の争い」で、激しい感情的対立が生じます。めぼしい遺産が不動産だけで、しかもそこで長男が家業を営んでいたりすると…

中学校の日本史で習うことでしょうが、鎌倉時代(の御家人)は均分相続でした。そのため、代を重ねるにつれて御家人は零細化し弱体化しました。

室町時代は「最も優秀な者(男子)が全てを相続する」ということになりました。そのため、相続権のある者がそれぞれ「私が最も優秀な者だ」と主張し、相続争いの合戦が絶えませんでした。

江戸時代になると「長男が全てを相続する」となりました。相続によって財産は減らず、相続争いもやりようがなく、社会は安定しました(それが良い状態かどうかは別論ですが)。これが昭和22年の民法親族編改正まで続きました。

現在はまた均分相続に先祖帰りしています。鎌倉時代と違って財産の内容が多様ですから、必ずしも相続で零細化するわけでもないでしょうが、訴訟合戦による相続争いの激しさは室町時代並かもしれません。

ところで、公正証書遺言ですが、これは、遺言によって得をする相続人以外の相続人には存在自体が知らされないのが普通、というかそれは必然のことです。


インターネットでの誹謗中傷 その2

昨日、霞ヶ関の弁護士会館で「ネットに氾濫する誹謗・中傷言論にどう対処するか」というシンポジウムが開かれました。

匿名言論の表現の自由は重要だが、現実に酷い被害の事例もあるわけで、そういう事例の被害者をどう救うのか。民主党のマニフェストでメディア規制を謳っているのは要注意との指摘は管理人も気になるところです。やはり、在野法曹としては表現の自由の規制には慎重になります。国民が同情しやすい被害(政治的言論ではない)を防ぐためには表現の自由の規制も必要として、政治的言論の自由が規制される…権力者にとっては、表現の自由のうち政治的言論の自由を規制しなければ旨みがありませんからね。

あるパネリストが言った、プロバイダ責任制限法で発信者情報を開示させてからその発信者に対して訴訟提起するというのは手間暇がかかりすぎるので、最初から匿名者に対して訴訟提起できて、裁判所がプロバイダに開示させるという立法論は、大変興味深いものです。


自家用車の禁止

刑事学の古典的命題として、自動車を禁止できるかというものがあります。

日本では毎年、交通事故で数千人の方が亡くなっています。重傷を負った方も多い。阪神大震災の死者が六千数百人ですから、毎年それと同等の数の方が交通事故で亡くなっているわけです。

もし自家用車を禁止すれば、交通事故の死傷者は劇的に減少するでしょう。それこそ100分の1というくらいに。自家用車を禁止する代わりに、バスやタクシーを100倍にでも増やせばいいし、料金も税金で補助すればいい。CO2排出量は激減し、医療費も格段に減るでしょう。何と言っても「人の命は地球より重い」のではありませんか。

しかし、そういう政策は決して支持されないし、実現もしません。大義名分としては社会経済の存立とか雇用の確保ということでしょうが、では長期的課題として禁止の方向に持っていくのは正義ではないのかと言われるとどうでしょう。かの有名な禁酒法のことが思い起こされます。


「はい」か'YES'で答えよ

「はい/いいえ」と'YES/NO'は必ずしも同じではない、否定疑問文に対する回答としては逆になるということは、誰もが中学校で習ったことでしょう。しかし、日本人が日本人に日本語で問いかけるのに、答えを「はい/いいえ」ではなく'YES/NO'で指定しているのを見かけます。質問文が否定形の場合、どう答えるべきか非常に悩みます。なぜなくならないのか…

民事訴訟の反対尋問などでも、「○○じゃないんですか?」などという訊き方は非常に紛らわしいでしょう。


日本囲碁界最後の希望

現在、囲碁名人戦(7番勝負)で張栩名人に対して昨年と同じく井山裕太八段が挑戦しており、第1戦は名人の半目勝ち。第2戦が9月16/17日に行われます。

名人は現在29歳。心技体の全てが充実しており、7大タイトルのうちなんと5冠を保持。誰もが認める日本囲碁界の第一人者です。おそらく名人の棋士人生において今が一番打てているでしょう。

それに対する挑戦者はなんと平成元年生まれの20歳。しかしこの年代で「井山クラス」の打ち手は中韓には大勢いる。日本には井山の他に何人いるのか…

管理人は井山は日本囲碁界最後の希望だと思っています。昨年は本当に惜しかった。あと1勝で「リアル子供名人」の誕生だったのに…今年はいよいよ井山の真価が問われます。第1戦は敗れはしたものの、チクンの解説を聞いたらユウタ強しの感あり(ところでチクンの解説は素晴らしい。チクンは何をやらせても天才ですね。管理人は昔からチクンのファンです)。

あ、管理人は同い歳ということで密かにキミヤンも応援しているんですよね。王座戦頑張ってください。


盗んだバイクで走り出す

行き先はわかりきっています。最寄りの交番に出頭しなさい。自由になれた気がしたのは錯覚です。保護観察や少年院送致等、より不自由なことになります。

裁判員制度が始まりました。刑事裁判の圧倒的多数は自認事件であり、その際には情状弁護が主体となります。情状のうち、当該犯罪とは直接関係しない「一般情状」について、裁判員はどこまで「罪を軽くすべき事情」として評価するでしょうか。

若年だとか前科前歴が無いとか日頃のストレスが大きかったとか…そういうことで、云百万円のバイクを盗まれて大変な不都合が生じた上に弁償されていない被害者が、「そういうことなら処罰は寛大にしてあげてください」と言うか。そして裁判員は?

(注:窃盗罪のみでは裁判員裁判対象事件ではありません。なお、表題は尾崎豊作詞作曲「15の夜」より引用。)


フェアユース

フェアユースとは日本語では「権利制限の一般規定」などと言います。近時、日本の著作権法にもこのフェアユース規定を導入する改正をすべきという議論があります。インターネットの普及により「一億総クリエイター」と呼ばれても、フェアユースで使いたい(金になる)コンテンツは基本的には商用のものなのであり、やはり国民の圧倒的多数は権利者ではなく利用者なわけです。すると、民主主義のもとではフェアユースは簡単に導入されそうな気もしますが、そうもいかないようです。

「ネットワーク流通と著作権制度協議会」という団体があります。管理人はここに加入し、「権利制限の一般規定に関する分科会」に所属し、権利者側の生の声を聞きました。何事においても、現場の声というのは大変重要です。


インターネットでの誹謗中傷

インターネット上で自分や家族や会社を誹謗中傷されたのでどうにかしたいという状況の方々が多いのですが、どうすればいいのでしょうか。

このことについて、管理人はかつて、株式会社宣伝会議発行の「月刊 広報会議」2009年8月号に記事を書きました。そこでは対応判断のためのフロー図も載せましたが、そもそもいろいろな文献であまり触れられていないのが、誹謗中傷が書き込まれたのが「まともな(プロバイダの)サイトか?」ということなのです。

「インターネット上の誹謗中傷には、プロバイダ責任制限法(正式名称「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限および発信者情報の開示に関する法律」)に則って対応すればよい」というのが、様々な文献でなされている「模範解答」なのですが、実際には…


まさゆきの地図

「まさゆきの地図(まさゆき地図)」というものが秋葉原で配布されているとか。

「まさゆきの地図」:正式名称「秋葉原法律事務所の地図」。予めアポイントメントをとってから訪問すれば、地上5階で100%の確率でまさゆきに会える。

え、違いましたか…(管理人はDSを持っていませんので悪しからず)



calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2019 >>

profile

links

categories

recent comment

  • 今日の雑感
    N.
  • ツイッターと外国企業
    N.
  • 今日の雑感
    N.
  • 餅は餅屋
    N.
  • 攻撃と反撃
    N.
  • 近時の一言
    N.
  • 文学…?
    N.
  • 近時の雑感
    N.
  • 政治的言論の自由
    名無し
  • 携帯型ゲーム機
    N.Yamamoto

archives

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM