外なる価値と内なる価値

外なる価値とは、自分の外側にある価値であり、要するに、金に置き換えられるもの、金さえ出せば誰でもすぐに手に入れられるもの。家とか車とか宝飾品とか…

内なる価値とは、自分の内側にある価値であり、要するに、金に置き換えられないもの、金を出しても手に入れられないもの。能力とか他人からの信頼とか、囲碁の棋力とか。

内なる価値は、金を手に入れることができる力であるとともに、金では手に入れられないもの──幸せ──を手に入れることができる力でもあります。金がない人は、金を手に入れる力を身に付ける必要があるため、努力して内なる価値を高め、それと一緒に幸せを手に入れることができるかもしれません。最初から金がある人は、金を手に入れる力を身に付ける必要がないため、努力などして内なる価値を高めることもなく…


今は無き禁煙車両

一昔前まで、新幹線には「禁煙車両」というものがありました。今はそれが無くなり、替わりに「喫煙車両」というものができています。将来的にはそれも無くなればいいと思います(すでに全車禁煙の便がありますから、もう少しですね)。こういうところを見ると、世の中はだんだん良くなっており、民度はだんだん上がっていると感じます。

だいたい、年配者が「昔は良かった」というのは、当該年配者自身が若くて、当該年配者の人生において相対的に毎日の生活が楽しかったということであり、昔の社会が良かったという意味ではありませんから。それに、その「楽しかった」の具体的内容自体、「(他人の人権を侵害し傍若無人に言動して)楽しかった」ということかもしれませんから…


著作権教育

ニコニコ動画やYOUTUBEといった動画サイトの視聴のしかた、というものをIT教育(PCの使いかた、インターネットの利用のしかた、という文脈)の中で子供に教えるべきなのでしょうか。

これらの動画サイトは、著作権侵害のコンテンツで溢れています。ていうか、著作権侵害のコンテンツが全く無い動画サイトがあったとして、それを誰が見るでしょうか?多くの視聴者は著作権侵害のコンテンツを見るために──タダで映画やアニメや漫画を見られる──動画サイトを見ているのです。

子供にそれを教えるのでしょうか。かといって、動画サイトの視聴のしかたというのは、インターネットの利用のしかたとしては基本的な、当然弁えておくべきことでもあるでしょう。すると、「動画サイトは見てもいいけど、著作権侵害のコンテンツだと気付いたら直ちに見るのをやめるように」と教えるのでしょうか?それを子供が実行するとでも?


破産 その2

個人の破産でよく出る希望が「同居の家族に知られないように」ということ。これは、不可能ではないにしろ現実的には困難です。

それに、可能か不可能かという以前の問題として、そのようなことをすべきか、ということを考えるべきでしょう。同居の家族に知られないように、ということは、現在の破綻状態は同居の家族──配偶者とか親とか──に知られていないわけです。同居している配偶者や子供が借金で首が回らなくなっていることに気付かない家族というのも問題ですが、それでうまいこと知られずに破産(免責)したとして、その後その人は経済的に健全な状態で暮らしていくのか。免責とは借金棒引きのことであり、これは大変なことですよ。そのような巨大な恩恵を受けるのに「こっそり」などという考えの人間は、将来も同じことを繰り返すでしょう。そして、人生で2度も借金棒引きを受けられると思ったら、それが甘いことに気付かされるわけです。

破産(免責)というのはその人の経済的再生のために行うものですから、経済的再生のための同居の家族の理解と協力を得た上で行うべきものです。


決選投票?

日弁連会長選挙の再投票の通知が来ました。それには「得票の多い候補者2人について」再投票を行うとあります。つまりこれは「上位2人の決選投票」という意味です。

しかし、そもそもこの選挙は候補者が2人しかいませんでした。同じ候補者で再投票をする、これは「決選投票」ではないでしょう。こういう場合想定して会則が作られていないということでしょうが…

しかもわずか1ヶ月程度の短い間隔で再投票をする、ナンセンスでしょう。それとも、ナンセンスさを払拭するため、候補者は政策をかなりの程度修正するのでしょうか。政策が変わらないのであれば結果も変わらないはず。政策が変わらなくても結果が変わることもあるというなら、それこそ「得票数だけで当選者を決める選挙で、得票同数の場合」と同様に、クジ引きで決めてもいい話です。

再投票でも決まらない場合は再選挙となるそうですが、再選挙でも同じ候補者しか立候補しなければどうするのでしょう。「大連立」でもするのでしょうか?


基本定石事典

基本定石事典(上下巻)の初版第1刷は、上巻が昭和50年12月1日で下巻が昭和51年3月15日。今から34年も前の昔のことです。著者は二十四世本因坊秀芳こと石田芳夫。

管理人はこれを昭和60年頃、中学生の時に買い、繰り返し繰り返し読みました。何故そんなに読むのか。碁が強くなりたいという下心(?)も勿論ありますが、別にプロを目指すわけじゃなし(プロを目指す人なら、事典を読んで強くなろうなんて時点でオワですが…)。要するに、面白いからなのです。今でも手元に置いています。しかし、当時でさえ10年前の本、ましてや今では30年以上前の本ですから、いかんせん内容が古い。それで管理人はこれまでに新定石の本を何冊買ったことか…

それが、ついに基本定石事典(上下巻)の新版が出ました。著者は高尾紳路。管理人は早速これを購入。この2冊だけで何時間楽しめるか、想像するだけで楽しい?…しかし、今は読む時間があまりありません。

あれもこれもと楽しみに費やせる時間は、子供時代には有り余っています。思えば、中学高校の頃はK先輩にもらった「小説十八史略(著:陳舜臣、単行本全6巻)」を本当に繰り返し繰り返し繰り返し読んだものです。第1巻から読み始めて、第6巻を読み終えたらまた第1巻から、というふうに。その理由もただひとつ、面白いから。当時ポケコン(ポタコン)に16進数の羅列を何時間もかけて打ち込んだのも、面白いから。面白いことに時間を費やせるというのは本当に有り難いことです。


日本の序列1位を決める棋聖戦なのだが

山下が…7番勝負の4局目で…やっと勝った…張にっ…

しかし…ここから名誉棋聖を勝ち取るのは…ほぼ不可能…

そこで思い出されるのが…羽根直樹だ…

羽根は…7番勝負で「3連敗4連勝」と「3連勝3連敗1勝」を両方成し遂げた…唯一の棋士…

羽根の精神力は…管理人の見るところ碁界No.1であろう…本因坊秀格を彷彿させるが…世界戦で15連敗しても動じぬその精神力は…必要以上に泰然自若っ…

そんな羽根が…農心辛ラーメン杯という韓国主催の棋戦で…5人の団体戦の主将になり…他の4人が1勝もせず追いこまれた状態で現在2連勝…残り4連勝して日本を優勝に導いたら…名誉棋聖なんかよりはるかに価値が高いのだが…


徒に長期の懲役刑を科しても社会復帰はどうするの?

2009/11/09の記事の続きですが、国には「厳父」の面と「慈母」の面があるでしょう。そして、「放っておいてもまともな生活を送る人」に対しては、国は「慈母」として見守るだけで、何でも自由にさせればよいでしょう。

一方、世の中の犯罪者には、「悪い人」というよりも「ダメな人」という人が多いのです。これら「ダメな人」が犯罪をしなくなるだけで、治安は劇的に改善するでしょう。「ダメな人」に徒に長期の懲役刑を科しても、社会復帰はどうするのでしょう。「ダメな人」に対しては、犯罪者となる前に、また、犯罪者となり服役した後の更生のために、国が「厳父」としてより介入的な社会内処遇を講じるべきではないでしょうか。イメージ的には「戸塚ヨットスクール」のようなものになるでしょうか…(戸塚ヨットスクールを肯定するという意味ではなく、あくまでイメージ的な例です。具体的に何をするかは様々あっていいでしょう。例えば農業とか…)

それは当然、刑罰ではなく、身柄を拘束しないものです。逃げ出すことができる以上、逃げ出す人がいても仕方がない。「ダメな人」から脱却するためには自分の意思でそこにとどまらなければ。そんなことで「ダメな人」がダメじゃなくなるのか?という疑問に対しては、意外とそういう人も多い気がするんですよね。


Wikipediaは面白い

時間と金が無限にあれば、大きな本屋で際限なく楽しく過ごせるというもの。Wikipediaはそれに近い。Wikipediaは誰でも書き込めるし書き換えられるという以上、その記載内容の信頼性に本質的な問題がありますが、それは誰でも知っていること。それを前提で、世界中の人が利用しているのは、世界中の人が、それを知った上でも記載内容を信頼しているということです。

Wikipediaの楽しさは、知らなかったことを知ることにあります。例えば、キューバのフィデル・カストロ。弟のラウルに政権を移譲したので、ありがちな世襲主義者かと思いきや、4人も息子がいてその全員が政治的に高い地位に就いておらず無名の存在とのこと。この一点においては、小泉や鳩山など足元にも及ばない偉大な政治家です。


ありがちな犯罪のような

某社社長らが民事再生法違反(特定の債権者に対する担保の供与)で逮捕されたというニュースを見ました。なんと、「同容疑の規定での立件は極めて異例」とあります。

そもそもこれは最も典型的な詐欺破産行為である財産隠しと同種の行為なのですから、ありがちな話なのでは…。はっきり言って、破産や再生といった場面では誰でも考えることですよ、実行するかどうかは別ですが。このような事案はもっと積極的に立件すべきでしょう。でないと、破産や再生の手続において、自分だけ得をしようとする債権者とそれと結託しようとする債務者(破産者)に対して、そういうことはしてはいけない、債権者平等の原則に反する、と言う説得力が弱くなります。否認権を行使すれば済むという話ではないでしょう。東京地裁民事20部(破産再生部)では、破産申立て前に行われる会社分割について問題がある(新会社に移転した債権者は弁済を受けられ旧会社に残った債権者は弁済を受けられないという債権者間の不平等)として、どう対応するか検討しているところですよ。



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